〇１話 妖刀を拾いましたside審神者 ページ1
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｢あるじさま、みなかえってきました!!｣
｢そんな時間か…よし、皆を迎えに行こう今剣｣
｢はい!!｣
シャンッと大鈴の音が本丸に響く。この音はゲートが開く時の合図だ。出迎える為に外へ出ると、鳥居を潜って我が家の刀剣達の姿が見えた。
｢主ー!!今帰ったよ｣
｢お帰り加州。皆怪我はない？｣
｢皆大丈夫だよ。はい、これ資源｣
｢燭台切もご苦労様｣
抱きついてきた加州を受け止め、他の子達に労りの言葉を掛けてやり資材を受け取る。仕事の出来る刀ってステキ。
心の中で感謝しながら、一人ひとり怪我がないか確認してれば鶴丸がニヤニヤしながら近づいて来た。
｢なに、ニヤニヤして…｣
｢何だ何だそんな訝しげに見ないでくれ｣
｢鶴丸のその顔はいい事がない｣
｢ひどいなぁ…｣
大袈裟に溜息を吐く鶴丸をよく見れと何やら後ろ手で何かを隠してるような。
｢鶴丸何隠してんの｣
｢おっ、気付いたか｣
｢気付くも何もバレバレ何ですけど｣
｢ほら、手土産だ｣
｢刀…？｣
渡されたのは刀だった。大きさは打刀だろうか。刀には鞘がなく、刀身に布が巻きついているだけだった。出陣で何度か刀を拾って来るが自分の手の中にあるモノは初めて見るものだった。
｢取り敢えず目覚めさせたらどうだ？｣
｢そ、そうだね…｣
動揺している私に鶴丸の言葉でハッとする。言われた通り、刀に霊力を流せば１枚の桜が落ちた。
刀が光だし目を細めると少しずつ人の形を創り出していく。
一瞬、太陽の光で深い紫を思わせるかのような黒髪。
満月を閉じ込めた様な黄金色の瞳。
紅を付けたような緋い唇。
女性特有の胸、………胸？
｢はぁいっ！呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!!小生の名は
女の子が出てきました。
｢え、…え！？｣
｢あらあら〜？どうしたんですか小生の登場に驚きですか？それとも怖がって声が出ないとか？大丈夫です、呪い殺したりしませんから｣
私をからかう様に笑う彼女。周りにいた刀剣達も口を開けている。
｢妖刀ぉぉおお！？｣
妖刀拾いました
(…こいつは驚いた)
(鶴丸なんて拾い物をしてきたの!!ど、どうしよう、とと、取り敢えず政府に連絡しなきゃ)
(主まずは落ち着いて)
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加州☆鶴丸☆三日月☆一期ファン - 消さないでください！！！！！ (2017年2月25日 21時) (
レス) id: 4110b38b3b (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きが読みたいです...消さないで。応援してます。 (2017年2月8日 17時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミン365日(プロフ) - 水鳥さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです！この作品も話がいっぱいになったので新章を公開したいと考えています。新作のご意見も感謝です！！参考にさせていただきます。 (2017年2月1日 21時) (レス) id: edca99e45f (このIDを非表示/違反報告)
水鳥(プロフ) - 私としてはお話を続けてくださると嬉しいです。新作の方は刀剣女士のものが見たいです。新作もこのお話も楽しみにしています (2017年1月31日 20時) (レス) id: 55fe5a8c04 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！頑張ってください♪(´ε｀ )！ (2016年12月11日 9時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミン365日 x他1人 | 作成日時：2015年6月16日 20時
