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Aside


西「わぁ、かっこいいー!!」

そう云いながら敦に近付く西条菜乃花。
・・・私はまるで居ない様な振舞いだねぇ。

中「あっ、と、どうも。」

・・・そんな目で助けを求めないで欲しいよ。
私は目を逸らした。
其の儘西条を無視して松川と一緒に他の部員に挨拶に行った。

松「おーい、ちゅーもく!」

「「「「?」」」」

練習していた部員達が一斉にこっちを向く。
私は薄く笑って言った。

『どーも。』

国「・・・威風?」

『おや、国見。』

彼奴バレー部だったのかい・・・。こりゃ都合がいいねぇ。

『先日転校してきた威風Aだ。

・・・出来るだけ努力するが敬語が嫌いでねぇ、
勘弁してくれると嬉しいよ。』

私はそう言って笑みを深めた。
その時、私を刺す様な視線を幾つか感じた。
私がその方を向くと、ざっと三人程こっちを睨んでいた。
・・・おや、怖い怖い。

?「・・・また、及川狙いの女じゃねぇのか?」

?「そんな奴だったらすぐ辞めてもらうけど。」

? 誰だい? 及川って?

中「・・・三年生のすごくモテる男の子だよ。」

いつの間にか西条から逃げたのか、敦が傍に立っていた。
・・・あー、その及川って奴狙いで来た女共が居たんだね。

『安心しな。』

私はその男たちの方を向いて言った。


『その及川って奴に欠片も興味はないし、

今の今まで知らなかったよ。


・・・其れに、







































男には困ってないんでねぇ。』



私は敦の襟元を掴んで自分の顔の横に引き寄せ乍言った。

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作者名:カップケーキ | 作成日時:2019年1月19日 15時

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