冷淡政務官の大嫌いな人は緑色の政務官でした (ページ14)

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第百七十四夜救援ページ14

～ラリside～

貴「話しは以上なので私は王宮の修理に行ってきます」

そう言ってユユさんは出ていってしまった。

忙しそうだな・・・・

ラリ「そう言えばさ、アラジンさんたち迷宮攻略頑張ってるかな？」

シン「もしも何かあったらレイラと黄香がいるから大丈夫だろう。いざとなったらの時のために『ラーム』を持っていってるらしいからな」

ジャ「ジンは持っていかないと言っていませんでしたっけ？」

シン「念のためだそうだ」

ラリ「じゃあ、なら何かあった時大丈夫だね！！」

シン「そうだな」

シンドバッドさんはそう言った。

そのあと、私たちは外に出た。

そう言えば、マスルールさん一言も喋ってないな・・・・

レ「お兄様！！」

突然、空から声が聞こえた。

驚いて空を見上げると、空中に浮いているレイラさんと黄香さんがいた。

二人はかなりボロボロな姿でいた。

ラリ「レイラさん！？黄香さん！？」

私が銀さんなんて叫ぶのと同時に二人は地面に降りてきた。

シン「どうしたんだ二人とも。迷宮攻略はどうした？」

レ「迷宮攻略は出来たのだけれど・・・・

そのあと、大変なことになったのよ！！」

レイラさんは必死にシンドバッドさんに訴えている。

ジャ「レイラさん、とりあえず落ち着いてください」

黄「そうだよ。落ち着いて」

ジャーファルさんと黄香さんに言われ、レイラさんは深い深呼吸をした。

そして、話始めた。

レ「それが・・・・

迷宮を出たら『アル・サーメン』が待ち構えていたのよ！」

シン「何だと！？」

レ「迷宮の中にもアル・サーメンはいたのだけれど・・・・今度は黒の金属器使いが三人もいるのよ」

シン「それで、様子は？」

レ「皆危ないわ・・・・私はこれ以上干渉はしたくないのだけれど・・・・とにかく、アラジンたちの助けに向かってくださらないかしら？」

あくまでもレイラたちは力を貸さないつもりなのかな？

だって、レイラさん多分強いし・・・・

でも、レイラさんたちはアル・サーメンの一員じゃなかったのかな？

やっぱり、勘違い？

シン「分かった。

ジャーファル、マスルール。八人将を集めてくれ。ラリちゃんも一緒に来てくれるかな？」

ラリ「・・・・はい！」

今は、目の前のことに集中しよう。