二の惨 〜 side 〜 2 ページ16
一期side続き
私は
主殿が嫌いです、
しかし顕現され
そんなことを言えるはずもなく
ただ従わされるだけでした。
だけれども
少年は 私を殺すつもりはないと言った
少年の狙いはあきらかに主殿。
そして少年は
偽るのかと尋ねた
私はその意味が少しだけわかった気がしました。
好きでもない人間を
己の命をかけて守る。
それはただの偽りにしかすぎない。
少年は
そんな人間に幸せはこないと
そう言った 。
私はその通りですと言いたいと
心で思いました。
しかし
どうする事も出来ないまま
主殿は外にいた鶴丸殿に気づいた
なぜそちらにいるのか
鶴丸殿は答えることができず
悩んでおった、
そんな時
『こいつは俺についてくる……』
そんな声が聞こえ
振り向いた先は 少年でした 。
人間を嫌っていた鶴丸殿が
人間である少年についていく
そう考えた時
主殿に聞かれました
一期は俺を好きだろ？と
答えようとしたが
その時には
目の前には赤いものしかなかった
少年が主殿を刺した
隙あり 。
少年は私と主殿に向かってそう言いました
主殿はなぜそんな簡単に人を殺せるのか
少年に問いかけていた。
私は思いました
あなたも簡単に刀を折ることの出来る
残酷な人間でしょう と 。
しかし 少年は
守るため そう言った
殺すことは 恨みや憎しみから生まれ
気に入らないから折る
そんな事ばかりだと思っていました
私の心は
少年の言葉で まだここにいたい
という気持ちに変わりました 。
弟達を守るのは 兄である私の役目
それを忘れてはいけないと 。
初めて出会った
怖いもの知らずの少年に教わりました。
_я_я_я_я_я
一期登場
口調が迷子 …………
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作者名：ぱすてる | 作成日時：2017年10月8日 14時
