39輪目 ページ39
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「ところでラギー、さっき眩しいとかなんとか言っていたが、もしかしてタングルドは...」
「ああ、お姫様っすよ。ホンモノの。」
やはり...と顔をしかめるジャミル。
「ん？どういうことだ？」
「お前も会ったことがあるだろう、祝福の大地の」
「ん？祝福の大地っていうと...花の？」
「そうだ。あそこの国のお姫様だそうだ。」
「？あの国王族はみんな髪色が金髪じゃあなかったか？」
「色々あって今は黒くなっちゃってるのよね〜」
リゾットを皿一杯に持ったAが帰ってきた。
「そーだったのかぁ〜！！ナハハ!俺たちやっぱり会ったことあったか！」
「隠しててごめんね」
「シルバーは知っていたのか？」
「ああ、つい最近偶然な。」
「それでお前の態度か。合点が言った。」
「まぁそういうわけなんでそろそr....」
「タングルドさんが召し上がっているのはもしや！！！」
青い髪の青年が近づいてきた。あの紋章はオクタヴィネル寮だろうか
「あなたはダァれ？」
「ああ、これはこれは申し遅れました。私、オクタヴィネル寮のジェイド・リーチと申します」
「このリゾットはジェイドがお勧めしてくれたものなんだ」
なぜか誇らしげなジェイド
「おやおやこれはこれは、転校生さんですか。」
「また誰か来た。」
「ゲゲっ、この流れはまさか....」
「フロイド！僕は昼休みにやることがあるのだよ！」
「え〜いいじゃ〜〜ん」
「あぁまた面倒なのが...」
頭を抱えるジャミルとラギー。
「今度はだあれ？」
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作者名：kum | 作成日時：2021年2月7日 22時
