34輪目 ページ34
「授業を始める」
今日の午後は魔法史！！！！
私歴史は得意なほうなのよね。
しかも今日は選択している生徒の合同講義だからレオナの姿も遠くに見える
珍しいわね...
「あぁ。この授業は選択制故に、単位の割合も高く、この後レポートの提出もあるから大方、ラギーが努力したのだろう」
「あぁ、そういえばそんなこと言ってたかも ......て
なんで私が考えていたことがわかったの？魔法？」
「確かに、そう言った類の魔法は存在するが...タングルド、お前の表情は魔法を使うまでもなく何も隠せていないぞ」
「ええ！嘘！！！！」
「ふっ...本当だ」
ニャーゴ
ん？どこかで眠いって....
「シルバー眠いの？」
「いや、今日はまだ特には....」
「ルチウス！！！！！！！！！何をしているんだ！お父様のところに戻ってきなさい！！！」
「あれま。先生の猫ちゃんが足元にいるわ？」
「ルチウスか。滅多に生徒には心を開かないのに」
「そうなのね？なんだか抱き上げてほしいみたいよ？」
「抱いてやればいいだろう」
そう言ってルチウスくんを抱き上げていると
「タングルド！！ルチウスをこちらへ返してもらえるかい？」
といつになく焦った様子のトレイン先生がいう
ルチウスくんは嫌そうな様子...
「え〜でも先生、ルチウスくん今日はここがいいみたいですよ？」
「...!!!!!タングルドはオセロットの獣人か...多めにみよう。ルチウスを頼む」
「は〜いルチウスくんよかったねぇ〜おねぇさんと寝ようねぇ〜〜」
横をちらりと見るとシルバーはうとうとしているし、レオナも寝ているのでこの先生は生徒が居眠りをしても起こらないのだろうなぁ...寝ちゃえ！
＿＿＿＿
「ヤベェ、この選択者授業でキングスカラー先輩とタングルドさんずっと寝てたのに先生、起こらなかったぞ...」
「いつも居眠り絶対に許さないのにな....」
「おい、タングルドってオセロットの獣人って言ってたよな。キングスカラー先輩は...」
「ライオン...まさか」
((((先生猫科には優しい？？？！！！)))
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作者名：kum | 作成日時：2021年2月7日 22時
