心配性15 ページ16
顔も知らない先輩から告白をされた
その後Aを見つけ話していると
急にぽろぽろ泣きだした
「なんでAが泣いてんだよ？」
「かっちゃん…好きな子居たんだ……
私馬鹿だ。今までこの気持ちに気が付いてた
はずなのに蓋をして……」
「なにいって…、」
静かに俺の方を見つめるA
胸に手を当てて深呼吸をしている
「ごめんね、これだけは言わせて…
私、かっちゃんのことが…「まてよ。」」
こん時くらい俺から言わせろよ。
「おれが好きなのはお前だ、A。
だから俺と…っ、付き合え…」
驚いた顔を見せるもふにゃりと笑うA
「もう、告白の時まで…強引だなぁ……。
………こちらこそ、よろしくお願いします」
俺はその瞬間Aをギュ、と抱きしめた
「なぁ、気付いてた？中学…、いやそれより前からずっと好きだったって。」
「えぇ！！？」
真っ赤な顔で俺を見つめるA
やっと付き合えた、
まさかこんなタイミングになるとは
思ってなかった
「なぁ、俺すぐ嫉妬するからな。
あと、どっかで転んでねぇかとか、
また誰かを治癒してキャパ超えて
ぶっ倒れてねぇかとか…他にも色々。
それも全部含めて付き合うんだからな？」
するとクスクスと笑ったA
「何年一緒にいると思ってるの？
かっちゃんのこと何でも知ってるんだから。
だって、
かっちゃんは意外と心配性、だもんね！！」
「なんだそりゃぁ…、
って、別に心配性じゃねぇよ！」
「ほらほら、早く帰ろ！」
「あぁ〜！！無視すんじゃねぇ！！！」
ーーーーーーーーーーーーーー
やっと…付き合いましたね……
少し詰め込んだ気もしますが
これで、やっと、念願のいちゃいちゃが…！！
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作者名：みりん | 作成日時：2019年4月10日 22時
