かっちゃんは意外と心配性【爆豪勝己】 (ページ17)

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心配性16 ページ17

「ねぇ！！かっちゃん！！」

「………」

「ねーえ！！……爆豪勝己くーん！！」

「………」

「ねぇ「うるせぇぇ！！なんなんだよ！！」」

ようやく反応した、とでもいうかのように
にやり、としたA

いつになく特に今日は機嫌がいい

「今日さ！一緒に買い物行こうよ！」

「はぁ？？買い物？なんでわざわざ…」

別にAと行くことに不満が
あるわけじゃねぇ、けど

昔からAは基本どこに行くにしても
前もって日時と場所を俺に伝えて誘ってくる

「ねぇ、どう？一緒に行ってくれる？」

「……ほかに一緒に買い物ついて来るやついんのか」

「ううん、私とかっちゃんの２人だよ」

嫌だった？と少し困った顔で聞いてくる

「別にそうとは言ってねぇよ
ただAがなにか企んでるんじゃねぇかって思って……、って」

その時Aが分かりやすく
ギクリ、と反応した

「そんなことないよ！
……ねぇ、お願い勝己？？」

こういういわゆる‘‘お願い事’’の時だけ
Aは俺のことを下の名前で呼んでくる

普段かっちゃん、と呼ばれる時よりも
なんだかむず痒い変な気持ちになる

「～～っ、あぁ！もうしょうがねぇな！
一緒に行ってやるよ！！」

「やった！！じゃあ今から行こ！！」

Aは、はやく！！と急かしてくる

最近は忙しくて、こうして
一緒に居ることも少なかったし

まぁ、たまにはコイツの企みに乗ってやるか…