かっちゃんは意外と心配性【爆豪勝己】 (ページ14)

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心配性13 ページ14

結局今朝の真相は聞けないまま

担任の相澤先生という人に体操服を渡され

訳も分からず着替えてグラウンドへと向かった
そこで聞かされたのは、

「「個性把握……テストォ！？」」

どうやら全員の個性を把握するためらしい

個性の使用可能な体力テストみたいなものらしい

「爆豪、個性使って投げてみろ」

かっちゃんへとボールが渡される

「んじゃまぁ……死ねぇ！！！」

……かけ声…かっちゃんらしいね…

そして記録は705.2m、私のことじゃないのに
かっちゃんに対する賞賛の声が
聞こえてくるのは嬉しかった

そして、

「…なお成績最下位のものは除籍処分とする」

まずい。どうしよう。

…なんて前までの私なら思ってたんだろうな

でも今の私は個性強化で自分の身体能力を
上回る力を出せるようになったから

でも、彼はーーーー。

そして私は出久に個性強化の話を持ちかけた

私の個性で出久の体力を最大限に引き出せると。
でも、なんの迷いもなく出久は断った

「…うん、ありがとうAちゃん
でも自分の力で頑張ってみるよ」

「でも…っ！！」

「僕にはあの力もあるし心配しないで
絶対に除籍処分にはならない。」

あの力。出久は人から貰った力があるらしい
誰かは知らないし、私も深くは追求しなかった

それがどこまでの力かは見たことがないから
わからないけど、

多分あの実技試験のときの…個性を使えば
ボロボロになってしまう……。

そこでふと以前、秘密を教えてくれた時に
出久が言っていたあの言葉を思い出す

「(かっちゃんにも言ってない…でも、
どうしてもAちゃんには知っていて欲しかったんだ。
いつか僕がAちゃんを守れるように！)」

そっか、出久だって本気で挑戦してるんだ

「…うん。出久がそこまで言うなら！！
お互い頑張ろうね！！」

するとかっちゃんが近づいてきたのが
見えた出久に小さく手を振り小走りで向かう

「A…、デクとなに話してたんだよ」

「ううん、なんでもないよ！！」

何をするにも一緒だったかっちゃんに
嘘をつくのは胸が痛むけど
出久の秘密は絶対に守らないと。

こうして、体力テストが始まった

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体力テストの話は次の1話で詰め込んで
終わらせます…すいません！！

早くかっちゃんと付き合って欲しい(本心)