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心配性12 ページ13
「今日から雄英高校の生徒だね！」
「おう」
どうして入学初日の朝から
かっちゃんと一緒に居るかというと……
実は、昨日の夜にかっちゃんの方から
『明日家の前で待ってる』って
言ってきてくれたんだよね、
普段は割とツンケンしてるから
久し振りにデレて？くれて嬉しかったなぁ…
ふと横を見るとかっちゃんと目が合った
「…なにニヤニヤしてんだよ」
気持ち悪りィな、とそっぽを向いて
悪態を吐くかっちゃん
「とかいって私のこと見てたんでしょ〜！」
雄英に入学できることが嬉しすぎて
テンションが上がってつい言ってしまった
「(あ、これ冷めた目で見られるやつだ…
ほらもういいよ、罵りなよ…かっちゃん)」
でも、返ってきたのは予想外の反応で
「………っは！？んなわけねェだろ！！！」
あれ？
てっきり「キモい。」の一言で
あっさり片付けられるかと思いきや、
そこには耳を赤く染めたかっちゃんがいた
「えっ、えっ、もしかして本当に
私のこと見てたの？！」
「うるせぇぇ！！！これ以上意味分かんねェ
こと言ったら置いてくぞ！！」
「えぇ…、待ってよ！言う前に早速私のこと
置いていってるよ！？かっちゃん！！」
それについて聞きたかったけど、
ズカズカと先に歩いていってしまった
かっちゃんの後を追いかけるのに
その時は精一杯だった
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作者名：みりん | 作成日時：2019年4月10日 22時
