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「はいはい、席に座りなさい。」
朝の自由時間。今日は先生が早めにやってきて
教壇の上にたった。
何事だと思ったのか、皆はゾロゾロと席に着席する。
因みに私もだ。
「このクラスに、転校生がきたわン。外国から来たらしいの。
仲良くしてあげてね」
転校生!!
一気にクラス中がザワツイた。
この時期に転校するなんて、よっぽどの事があったんだろうな。
外国からだと言ってたし、
「さぁ、入ってきなさい!」
カモン〜とドアに向かって、大きく手を広げると
ガラガラと扉が開いた。
そこには、
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青のベストを着て、
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杜若色の髪の
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右目に眼帯を着けた
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小さな少年だった。
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「シエル・ファントムファイヴだ。」
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ポカーン
なんか、とてもオーラがキラキラしてる。
貴族みたいに。
外国から来たと言っても、日本語がペラペラで
少しビックリした。
「席は、〜………。えっと…江良さんの隣で
「あんな日当たりがいいところには、行きたく無い。
あそこの、後ろの席にしろ。」
なぁっ…」
シエル君が、指さした席は私の隣の空いた席。
江良さんの隣も空いているけど、どうやらシエル君はひなたが嫌いなそうだ。
グレル先生の事は無視して、ザッザッと言う効果音が付きそうな感じで
歩むと、ゆっくりと腰を下ろした。
「ちょっと、〜。貴女の席はアッチだって…」
グレル先生はそう言って、止めに行こうとした時
「すいません。グレルさん。坊っちゃんが少しワガママな物で
今回は見逃してくれますでしょうか?」
後ろから現れた、スーツを着た男性。
「あらぁ?〜セバスちゃんじゃないの!!
もお、しょうがないわね!。今回は許すわ。」
グレル先生は頬を赤らめながら、笑った。
そして、先生が授業中、放つ言葉の意味が分かった気がする。
グレル先生は、このスーツの男性が好きだ。
「あっ、ち・な・み・に、セバスちゃんはぁ、ファントムファイヴ君の
執事なの〜。
私の未来のダーリンよ♪
一応教育免許も持っているからぁ、家庭科を担当してくれるわ。」
グレル先生はセバス先生?の、腕にしがみつくと
いつもより、満点の笑顔で笑った。
体中の毛穴という毛穴から、大量のハートがあふれでている。
私は、ハハ、と苦笑してシエル君の方を向いた。
「えっと、よろしくシエル君?」
「………」
無視された!!
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YUEMIN - 鈴さん» ありがとうございます。感謝してもしきれない程の感謝と嬉しさです!これからも、応援ともにご愛読よろしくお願いします! (2017年9月1日 22時) (レス) id: 1af2bac581 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - 鈴さん» ありがとうございます!!そんなに言ってくれて、嬉しいです!感激です!これからもご愛読お願いします!! (2017年9月1日 21時) (レス) id: cf5e456a06 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 黒執事の学園的なもの、見て見たかったんです!死神が教師!面白いです!頑張って下さい!! (2017年9月1日 21時) (レス) id: 42bf7e3626 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - あぁああああ!!私も死んだら死神派遣協会に入りたいよおおおお!!ロナルドぉおお!総務課に入るんで、合コン誘って♪【つぶやき】 (2017年9月1日 21時) (レス) id: cf5e456a06 (このIDを非表示/違反報告)
YUEMIN - あーちゃんさん» 見てくださってありがとうございます。MERORONとも喜びました♪ これからも応援宜しくお願いします (2017年8月28日 22時) (レス) id: 1af2bac581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MERORON ×YUEMIN | 作成日時:2017年8月21日 15時