【黒執事】うちの学校には死神がいる〜一年生、前半〜

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　ついに、運動会当日
　
　
　学校に着くと、いつもの様に女子達の視線が痛い

　
　開会式が終わり順々に競技が終わっていく


　もうすぐ江良さん達の出場する６００ｍ走が始まる

　
　私たちは１年生なので最初に走るようだ

　
　ここだけの話、中学の駅伝大会では、江良さんと瀬楽さんは毎年、最下位争いの常連なのだ


　
　私は知らなかったが田中君が誰にも言うなよと教えてくれたのだ


　「よーい パン!!」


　ピストルと同時に皆勢いよく飛び出した

　
　最初は良い調子だったが、１周走った位からだんだんとスピードが落ち最下位となった


　残り１周となったときロナルド先生が叫んだ

　

　「江良〜〜〜 チームのためにも最下位はなしだぞ！」


　この言葉に救われたのかスピードが戻り、４人中３位の江良さんにとっては最高の順位


　田中君も口が開きっぱなしになっている


　瀬楽さんも最下位はまのがれ、私たちの学年は点差は少ないが二年生をぬかし全体で２位だ


　
　その次に男子の１０００ｍ走があった


　走るのが得意な田中君は堂々の１位だった

　
　
　私も皆に負けないようにやらなくっちゃ


　もうすぐ、縄跳びだ

　
　大縄跳びだが、私たちの学校は珍しい八の字飛びだ


　平均１００回以上なのだが１００回成功したことがない


　本番で１００回超えられればいいんだけど


　「縄跳びの皆さんは入場門に来てください」


　よし、がんばろう


　気持を整え入場門に向う
　
　
　
　

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