Others_3─私の様子 ページ45
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見慣れたアンティーク風のドアを開け、聞き慣れた音を聞く。とても落ち着く。
「いらっしゃいませ。……太宰さん、お連れの方ですか?」
「嗚呼、そうだよ。ところで弓月ちゃんはいるかい?」
「今厨房の奥にいます。呼んできますね」
そう云って、私が弓月だと分かっていない小沢君は厨房へ駆け出して行った。
……なんか、シュールとやらを体感している気がする。気の所為かな。なんて思い乍ら近くのテーブルに太宰さんと腰掛ける。
すると、突然元気な声が厨房から響いた。
「ぶふっ……弓月ちゃんの声でその反応は……ふふっ」
「止めて下さい」
必死に笑いをこらえる太宰さんをピシャリと制する。丁度いい所に、私の姿をした女の子が出てきた。
私と太宰さんを見ると案の定固まり、少しおどおどし乍ら話しかけてきた。
「……御注文は?」
「やぁ、弓月ちゃん……じゃあないね、Aちゃん、元気かい?」
バレている。そう分かったのか、Aと呼ばれた彼女は、顔をげんなりとさせる。
「……そうに見えます?」
「見えないね」
上司と部下との会話とは思えない会話に、私はついていけず数秒停止するのだった。
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うりき - 煌さん» うりきです!長々と返信長引かせてしまい大変申し訳ありませんでした。今回イメイラ拝見させて頂きました!!とても可愛く書いていただいて、、、!!瞳と唇がとても可愛らしかったです!今回は本当にありがとうございました!! (2020年8月11日 18時) (レス) id: f5d3154a42 (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - うりきさん» 載せさせて頂きました!時間がある時でいいので、覗いてくれればと思います! (2020年2月14日 23時) (レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - うりきさん» 今完成致しましたので、載せさせていただきます!少し色塗りに失敗してしまいまして、髪の毛が青みがかっています! (2020年2月14日 23時) (レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
うりき - 煌さん» いやいやもう書いていただけるだけでありがたいです……!! (2020年2月14日 23時) (レス) id: f5d3154a42 (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - うりきさん» いえいえ!大丈夫です!ただ、イメ画の送り方が分からないので、私の、ただただ推しを書くだけ!という作品に投稿させていただきます!申し訳ありません! (2020年2月11日 22時) (レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りうゅき x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sHihamu131/
作成日時:2018年7月2日 6時