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story44─ゆらるり ページ17

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「此処だ」



見上げた先には、«ゆらるり»という看板が掲げられている。……意味はよくわからない。
織田さんが店の扉を開けると、心地の良い鈴の音がする。

店内は落ち着いた雰囲気で、私は……とても好きだ。なんて思い乍ら店内を見渡していると、店の奥から女の人が顔を覗かせた。



「いらっしゃいませ。……あら、久しぶりですね。連れの方もご一緒で?」



織田さんと大分親しいのか、和らげな表情を浮かべ乍ら近づく女性。



「連れ……というよりは、……まぁいい。話したい事がある。それからだ」

「えぇ、どんなお話でしょう?」



織田さんは、私が喰種ということ、私に身寄りがないこと、だから預かって欲しいという事を大まかに説明した。



「ほぅ……この子を……」



私をまじまじと見つめる女性。値踏みをするような目に思わず硬直してしまう私。
織田さんに助けを乞うように横目で見るも、織田さんば特に気にしていないよう。……助けて



「……そうですね……。私の質問に答えてもらっていいかしら?」

「……は…い」



にっこりと微笑んではいるが、その瞳の奥に人情は感じられない。……まぁこの人も喰種なのだから人ではないのだけど。



「貴方、どこの区にいたの?」

「じゅ、16区……で……す」

「あら、平和なところに産まれたのね」



私を安堵させるように微笑む彼女。そういえばここは一体何処なのだろう。何区なのか聞かされていない。



「平和な区で過ごしていたところとても申し訳ないのだけど……」



勿体ぶってないで早く話して欲しい。何かあるとしか思えなじゃないか。



「此処、20区なのよね。貴方の住んでいた16区より少し危険なの」



眉を下げ、ごめんなさいねと云う彼女はまだ何か云いたそうなので、口は開かない。
思った通り、彼女から嬉しい言葉がとび出だ。



「それでも良いのなら……此処に来るといい」







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うりゅき(プロフ) - 明けましておめでとうございます!モンゴメリちゃんも色々抱えてますからねぇ。いつかは弓月ちゃんとモンゴメリちゃんを絡ませたいです笑 森さんの殺気、どういう反応にするか迷ってるんですよねぇ。今年も私共々この作品をよろしくお願いします! (2019年1月1日 11時) (レス) id: dc3c37d785 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - あと、少し遅れましたが明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 更新お疲れ様です!森さんとの絡みですね〜!敦君は流石です!ルーシーちゃんは、喰種ごときって...泣く...  森さんの殺気どう反応(?)するのか、気になります!次回の更新楽しみにしてます! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
うりゅき(プロフ) - 黒い天使さん» コメントありがとうございます!異能力者VS喰種ですね!私も書きたい衝動に駆られうずうずしてます(笑) (2018年12月28日 18時) (レス) id: dc3c37d785 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 真逆、原作の交差点だとは!トーカちゃんなら羽赫使って自力で脱出しようとするだろうなぁ…って思います(笑)森さんと、どう関わるのか気になります!更新お疲れ様です!次回も待ってます! (2018年12月27日 23時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りうゅき x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sHihamu131/  
作成日時:2018年9月30日 20時

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