【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ９【愛され】

▽バチバチの話。 ページ18

｢撮影会｣と聞いて、みんなが一番最初に想像するものはなんだろう。

アイドルとのチェキ？
はたまた、コスプレイヤーの囲み？

今回はそのどれも当てはまらない。


声優同士の、撮影会だ。

・

雑誌の企画で出た 今回の撮影会。

いつもはプロのカメラマンに撮ってもらっているが、今回は声優同士で撮り合うというもの。

カメラマンさんの前に立つと一気にプロになるAや先輩陣だが、その状況が異なったら。

新しい一面や、顔が見れるんじゃないかと発足されたのだ。


その記念すべき第一回を飾るのは、青空A・浅沼晋太郎・鈴木達央・梅原裕一郎の4人。

男性陣を随分名だたる声優で並べたものである。


今日はその撮影会の日。

結構な時間を取っていて、最初の打ち合わせから撮影までフルで働く。

なんでも撮影背景は、カメラで盗撮してメイキング映像としてSNSに上げるらしい。

そのまま重版待ったナシだ。


既に衣装には着替えていて、今は四人で話し合っているところ。



｢まず何系にするかじゃないですか？｣

浅｢そりゃあれでしょ。彼氏感？ってやつ。｣

梅｢やっぱりそういう感じになるんですか？｣

｢1番ウケいいですもんね。私も欲しい。｣

鈴｢現役オタクがこういうんだし確実だろ。｣

｢小道具は？どうします。こっちが言えばある程度なら用意してるって。｣

鈴｢まず浅沼さんからですよね？｣

浅｢あ そなの？｣

｢浅沼先輩だったらー…クッション？なんかこう…クリスマスでお家デートセットが似合う。｣

浅｢なんでお家デートなのに俺こんな着込んでんの。｣



浅沼の触れてはいけない発言を無視して、三人であれやこれやと試行錯誤する。

｢やっぱりあざとさメインで｣｢クリスマスカラーが映えると思う｣｢後ろから抱きしめて欲しい｣等と欲望混じりの相談会。

モデルがいいだけに、撮る側としても色々盛り上がる。









鈴｢…うん、ここはあれだな。彼女にリッププレゼントしちゃう系の男でいこう。｣


梅｢そうですね。あざとさゴリ押しで。｣


｢えー！聖なる夜に君が欲しい♡じゃダメなんですか？！｣


浅｢Aはこの雑誌にR指定付けたいの？｣






.

▽ご参考に。→←▽6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す