【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ８【愛され】

▽同期の話、その二。 ページ19

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｢…っあ、A。｣

｢んぇ、あ？ゆーまじゃん。｣



オーディション帰り。

後ろから名前を呼ばれて振り返った先に居たのは、同期の内田雄馬だった。


同い年という接点もあり、内田とは結構仲がいい。

というか同世代の声優とは基本仲良しだし、Aも同期というものが好きだから仲良くしている。

ただどうしても仕事が忙しいというのと、1つのアニメに大抵新人は1.2人という事もあって、現場が被らない。


それこそ今回の場合みたいに、オーディション現場の方が会いやすい。

前に上村と堀江に会った時も、オーディション帰りだったはずだ。



｢一人？珍しくない？｣

内｢いや俺は、｣

？｢？あ青空！｣

？｢久しぶり〜Aちゃん！｣

｢八代！拓！｣

八｢いやそれだと俺のフルネーム言ってるだけだからね？｣

永｢あはは確かに。｣

｢ツッコンでくれるかなと思って言ってみた。なるほど三人で居るならちょっと納得。｣

八｢？あれ、青空は何してっ…、｣

？｢みんなして何してるのー？｣

？｢青もいるじゃん。なんの集まり？｣

｢…あれ、上村、堀江も。｣



内田と一緒にいたのは、八代拓と永塚拓馬だったらしい。
いわゆるKINGOFPRISMコンビだ。

八代と永塚は、Aと内田のひとつ上。

だがほとんどタメだし、向こうもそのことに関して気にしていない。

そんな同期が集まっている矢先に現れたのが、上村と堀江。

こちらの二人も、A達の同期にあたる。


つまりは、
みんなそれぞれ交流があって、それぞれAと仲がよくて、かつ同期。









｢なんか若手人気声優集めました〜って感あるね。｣


上｢それ自分で言う？｣


｢だって事実。｣


内｢そうだけども。｣



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