【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ７【愛され】

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ある程度料理ができたところで、｢はいお待ちどーさま。｣と机に並べる。

｢居酒屋だ｣｢美味しい居酒屋｣｢働いた甲斐があった｣等と言いながら従順に席に着く二人。

食べ物を見るときちんと言うことを聞いてくれるところは、相変わらずらしい。

現金なヤツらだ。



上｢早速食べよう。｣

堀｢食べよう。｣

｢｢いただきます。｣｣

｢味は保証する絶対美味しい、だって私が作ったもん。｣

上｢かわいくないけど本当に美味しいから何も言えない。うまい。｣

堀｢お酒に合う。相変わらずおいしい。｣

｢知ってた。｣

上｢やっぱかわいくない。｣

｢うるさいうるさい。美味しいんだからいいでしょ。｣

堀｢たしかに。｣



もぐもぐとビールを飲みながらにんにく肉炒めを食べ進める。


夜遅くに食べる高カロリー食品は、物凄く魅力的である。
昼間に食べるより断然美味しい。

…太るというリスクもあるけども。

｢ね今度三人でどっか行こうよ。｣
｢いーね。予定合わせよ。｣
｢つか堀江ん家片付いたの？｣

と、高校生になったみたいに喋る。

・

・

Aの周りには、先輩達が沢山いた。

もちろん先輩達は優しいし尊敬できるし、格好いいなと思う。


でも何か相談出来るかと言われたら、それは別で。

先輩は先輩。
身近だけど、あくまで先輩。

ついつい一線置いてしまう所も、無くはない。


だから同期というものが、どれだけ大切なものなのかよく分かるのだ。









｢…ねぇていうか上村、さっき冷蔵庫見たら私のアイス無かったんだけど。｣


上｢…あいす？何のこと？？｣


｢私が風呂はいってる時食べたでしょ。｣


堀｢だから言ったじゃんバレるって。｣


上｢でも前来た時は青が俺のアイス食べたじゃん！！｣


｢私は悪いと思ってちゃんと新しいの買ってきたけどね！！！｣







でもその大切さに気づくのは、
もうちょっと先の事。


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