【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ７【愛され】

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実はこの二人、カマをかけているわけではなく本当に知っているのである。

二人の答えは勿論、KENN一択だ。


まぁ斉藤はジョーカーを回した当本人だからわかるが、何故AまでKENNだと思ったのか。

単純に、観察力の凄さだ。

明らかにKENNは、さっきまでのターンよりまばたきが増えたし髪の毛を耳にかける回数も増えている。

それをAは見逃さなかった。


…だが、しかし。

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｢っなんで私達が残るんですか！！｣

斉｢途中からジョーカーの位置も分かってたのにぃ…。｣

岡｢二人共フツーにカード運無いじゃん。｣

K｢ビックリする程カード同士が巡り合わなかったねー。｣

鈴｢全く顔色は変わらなかったんだけど。｣

｢おかしい！絶対おかしい！！｣

斉｢しかもAとジョーカー合戦やり合うのとか運ゲー。｣

｢えっ、だってこれカッキーさんの命令聞くんですよね？うわあんなこと言わなきゃよかった…。｣

鈴｢超余裕ぶってたもんなA。｣

｢ま勝てると思ってましたから…。｣

岡｢全然勝ててないけど。｣

｢くっそぅ！！｣



まさかの残った2人は、あの斉藤とA。

驚くほどに二人の２枚のカードが揃うというタイミングが無く、結局最後まで残ってしまった。

2人がポーカーフェイスなのは既に今までのゲーム内で分かっているから、完全に運ゲーになってしまう。

まぁここまで来たのならやるしかない。

簡単だ。
ジョーカーではなく、斉藤の6を引けばいいだけの話。

2分の1、たった2枚中の1枚。


緊迫する空気の中、ゴクっ…と喉を鳴らして 勢いで左側を引いた。









｢っあ”ぁあ嘘ジョーカｯ…｣


斉｢じゃ俺こっちーのー、あがりーの！｣


｢待って待ってズルくない？！うそうそうそ｣


斉｢手早く動くのも戦略のひとつだよね〜。｣


｢に”ゃぁぁぁあん……。｣






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