【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ７【愛され】

▽in夜飯。 ページ18

全員少しスタイリストさんに髪や着崩れなどを直してもらってから、｢3.2…｣と撮影が始まった。

｢はいっ、というわけでお風呂にも入った後は！ご飯！ですね！！｣と、司会である岡本が進行を進める。


Aは、ぐつぐつ沸騰している自分の御膳を見ていた。

声優界きっての辛いもの好きであるAの為にか、Aのだけお湯の色が赤い。

斉藤と鈴木のも、豆乳汁なのか白い。

他の三人は、普通の昆布だしだ。


もしや、と察する。



岡｢えー、バレーボールのご褒美はなんとしゃぶしゃぶの特別たれです〜！｣

鈴｢おー｣

斉｢Aの超赤くない？！笑｣

K｢あっははすご！｣

｢真っ赤ですね、美味しそ…。｣

柿｢ねね、ひと口ちょうだい。｣

｢いーですよ。｣

岡｢えー、それでは早速食べていく前に！乾杯しましょうか！｣

斉｢誰が言いますか？｣

｢達央先輩。｣

K｢右に同じく。｣

鈴｢なんで俺。｣



一番乾杯の音頭が似合うからとはさすがに言えない。

なんかこう、失礼な気がする。


ビールが並々に入ったジョッキを持って、｢じゃ皆さんお疲れ様ー、かんぱーい。｣と鈴木が言った。

それに合わせて、｢かんぱーい！｣｢お疲れ様でしたー！｣とグラスを交わす。


六人とも、ゴクッと喉を鳴らす。









｢っあ”ぁ…うめぇ……。｣


K｢おっさんやんけ。｣


｢風呂上がりのお酒最高です…。｣


岡｢かわいこぶってみて。｣


｢っぷはぁ…ぉいしい〜〜でも酔っちゃいそぉ〜！｣





.

▽2→←▽2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す