【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ７【愛され】

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そーーっ…と隣の襖を開けて、部屋に入る。


六人は、昨日の布団の位置のまま 仲良く寝ていた。

仲良くというか、寝相がすごいというか。


鈴木 | 岡本
柿原 | 斉藤
| KENN

と布団を並べていたはず。

が、KENNと柿原が斉藤にすがりついていて、鈴木は岡本と一緒に布団外へ出ている。

｢壮馬くん…暑そう…｣と大の男二人に引っ張られている斉藤を見て憐れんだ。

たしかに3人とも顔は良いけれども。
これでは斉藤が暑くて可哀想である。


取り敢えずどんな形であれ寝顔はファンが喜ぶはず。
パシャパシャと順調に写真を撮っていった。

・

ある程度撮り終わったところで、Aはカメラを動画に切り替えた。

よっぽど疲れていたのか、はたまた飲みすぎたのか、先輩陣は起きる気配が無い。


斉藤が可哀想だから、まず起こすのはKENNと柿原。



｢KENNさーん、柿原さーん、おはようございまーす…。｣

K｢…｣

柿｢……。｣

｢…ありゃ、起きねぇ。KENNさーん、柿原さーん。｣

鈴｢んっ…｣

｢！やべっ……｣

鈴｢…………。｣

｢……セーフ…｣

柿｢…んぇっ……あー………。｣

｢っあ、かっきーさんおはようございま〜す。｣

柿｢……A？｣

｢です。｣



先に起きたのは柿原。
うっすら目を開けながら、ぼんやりとAを認識したらしい。


Aは、乱れた柿原の浴衣にしか目がいっていない。
もちろんカメラレンズもずっとそこを撮り続けている。

イケメンは、寝起きですらイケメンらしい。

｢堪んねぇな…｣と心の中のオタク心が騒いだ。









柿｢…寝起きドッキリ？｣


｢いえーい。｣


柿｢腹立つぅ……。｣





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