【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ６【愛され】

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そこで鈴木が行ってみたいと連れてこられたのが、この図書館である。

要は、図書館デートで埋め合わせするという訳だ。


鈴木的にも、昨日の酒が残っているからうるさい所には行きたくないだろうし、Aも台本の読み込みなどをしたいところだった。

女心がわかっているかわかっていないかは置いておいて、とりあえず今日は良しとしよう。


｢お気に召したかおヒメサマ。｣と嫌味ったらしく言われて、｢…悪くないです。｣と小さく返す。

早速 中に入って大きな館内を見上げながら、席に着いた。

｢すごいですね…｣としか、言いようがない。

というかそれしか言葉が出てこない。


鈴木も、｢外観もだけど、内装も凝ってるなー。｣とキョロキョロあたりを見回している。



｢たっつん先輩ここで何します？｣

｢何って？｣

｢私折角だし本読もうかなと思ってるんですけど。｣

｢…あー、俺も行く。｣

｢わかりました。じゃ荷物預けて行きましょ。｣

｢ん。｣

｢そーだなー…何読もう……。｣

｢専門書とかもありだよな。あとはー、絵本とか？｣

｢絵本！素敵ですね！私絵本にします。｣

｢じゃ絵本コーナーだな。｣



そう言いながら受付でカバンと上着を預ける。

さすが最先端の図書館と言うだけあって、荷物は本を読むために邪魔なので預けることが出来るのだ。


荷物を入れているロッカーの鍵をもらって、早速絵本コーナーに向かった。









｢…｣


｢…浮くな、流石に。｣


｢ですね。｣





もちろん、小さい子達が溢れかえっているのである。

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