可愛すぎる妻の話がしたい【五条悟】

・ニキビができた ページ13

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『はぁ〜〜〜仕事休む、無理行けない。』




こんな事滅多にない。
朝起きて一番にAが荒れた。

その原因はポツリとできたニキビだった。


まぁ僕はAが仕事休むって言うならそれでいいと思う。普段ちゃんと働いてるしニキビだって体調不良だし？




「学長には言っとくから休めば？」

『でも今日2年の練習付き合う約束してて……』

「それも体調不良なんだし仕方ないでしょ。」

『……死んでも付き合うって約束したから行かなきゃ。』




どんな約束だよ、と思いつつもAは化粧をして仕事に行く準備をした。

幸いそんなに目立つ感じじゃないし、化粧で隠すと言って本当に隠れた。




「そうだ、硝子に治してもらえば良くない？」




我ながら天才！と高専に着いてすぐ硝子の所へ向かった。




「……悪いけど専門外だぞ。」

『うそ…』

「ありゃりゃ……」

「それとニキビの上に化粧はやめといた方がいい。」




硝子はAのニキビを見て、綿棒にオイルを付けてそこだけ化粧を落とした。

またがっかりするA。そんな姿も可愛いんだけど本人に言ったら怒られそうだから黙っておく。




『目立つ、よね…』

「落ち込むなって。イイモンあるから。」




薬のような物を塗った後、何か丸いものを貼って、その上からポンポンとファンデーションを重ねた。

さっきのニキビはまた化粧によって隠れた。




「ニキビに効くクリームだよ。テープも貼れば触らないで済むし化粧もできて一石二鳥。」

『硝子…！好き、愛してる。』

「ははっ、私もAの事好きだよ。」




無事にAに笑顔が戻った。




クリームのおかげか、次の日には綺麗になっていた。

ルンルンで鏡の前に立つA。
ニキビぐらい僕は気にしないけど、本人が気にするなら治ってよかった。




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