可愛すぎる彼女の話をしたい【五条悟】

・クソガキ ページ33

*また少し時が進みます。




「…疲れた。」

『恵くん抱っこしてあげる。』

「俺が抱っこしてやるよ。」

「Aさんがいい。」




コイツがクソの付くガキ。
Aに懐く。理由を問い詰めたら優しいからだと。

俺が家の力使って助けてやったのに？？本当の優しさを知らないクソガキ。




『ランドセル持って、』

「はいはい。Aのカバンも貸せよ。」

「Aさん今日の晩ごはん何？」

『津美紀ちゃんがシチューがいいって言ってたからシチューにする。』




Aがガキ抱っこしてるから、俺がランドセル持って買い物カート押してスーパーに入る。しかも2人とも制服なわけで。
毎度おばさま方に笑われる。

Aに言われた野菜や肉を取ってカゴに入れていく。



伏黒家に帰って俺が宿題を見てる間にAが晩飯を作る。

制服にエプロンしてるAがなんとも言えない可愛さ。




「五条さんはAさんと結婚するの？」

「…なんで？」

「津美紀が言ってた。」

「ガキがそんな事気にすんじゃねーよ。」


「ただいまー」

『津美紀ちゃんおかえり。』




「Aさん来てんだ！」と喜ぶ津美紀。

Aはガキと話す時ちゃんと視線を合わせる。
優しい可愛い好きだ。



小さなテーブルでAの作った料理を囲む。
子供の食べやすいサイズに切られた野菜。

まだまだガキのくせに落ち着いた2人と静かにご飯を食べた。




『戸締りしっかりね。』

「また来てくれる？」

『来るよ。2人ともおやすみ。』




子供に対しても優しいA。

俺らにも子供ができたらこんな感じなのかな……ってまだ結婚してねーわ。
……あぶねー作ろうとしてたわ。






*
お知らせです。
思春期の短編集【呪術廻戦】
新しく書き始めました！よければ覗いてみてください！

・自転車に乗せたい→←・噛み跡

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す