可愛すぎる彼女の話をしたい【五条悟】

・推し？ ページ27

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『やっば、』




Aは最近週刊少年誌を読み始めた。
どうやら気になる新連載が始まったから。

読む前は深呼吸してから週刊誌を開く。そして一番初めに目的の漫画を読んで、深く溜息をついていた。




『あー……7話目にして推しが死んでしまった。』

「推し？」

『かっこよかったのになぁ、』




はぁー……と再び溜息。

もはや目から光は消えていた。



Aから週刊誌を取ってその話を読んだ。
毎週借りていたからなんとなく話はわかる。


あー……結構残虐な死に方なんだな。っていうかAはコイツを推してたんだな……知らなかった…(ショック)




『…灰原のとこ行ってくる、』

「は？なんでだよ。」

『考察と意見交換しなきゃ。』




？？？

考察？？意見交換？？


え、毎週それやってたわけ？

俺って実はAの事全然知らないんだな……
Aの事推してんだけどなぁ……



灰原と意見交換したのか少し元気になって帰ってきたA。




『来週から発売のウエハースに推しのシールが入ってるんだって。しかも箔押し。』

「(箔押し？)…よかったな？」

『あと一番くじのラストワン賞も推しだった。』




店頭予約って今からでも間に合うか？

Aの為なら両方箱買いしよう。



嬉しそうに推しの話するAも可愛いな……ちょっと嫉妬するけど。




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