63 (激甘注意です。苦手な方は飛ばしてください) ページ20
すっごい下品に表すと、当っているのだ。
男のシンボルがめっちゃ当たっているのだ。
これでもやんわり表現しているから後は色々察して欲しい。
私はその初めての生々しい感覚に鳥肌が立って、毛を逆立たせた猫みたいになる。
「兄さん？？」
「なんだ？」
「これはさ、その、何？なんのドッキリ？」
私はそう言いながらカラ松兄さんの足から逃れようと少しもがくが、うまい具合に絡められていて抜け出せなかった。
危ないぞ。信頼しかけた私が馬鹿だった。
カラ松兄さんは心做しか息を荒くして私が離れないように抱き締めてくる。
ん"ん"ん"すんごい当たってるよ？！服越しでも分かってしまうその感覚に、胸が弾んで私まで息が上がりそうだ。
「さぁ、なんのことだろう」
絶対こいつ確信犯だ。
耳元で吐息を吐くように、獲物を仕留める鷹みたいに怪しく囁かれる。
私は身動きが取れなかった。満更でもない自分が居た。
「だって、ちょっと……う」
理性やプライドのようなものとかが色々重なって頭が溶けてしまいそうで、私は何も言葉にならない。
こんな中途半端な気持ちじゃ……答えられない。
あれ、なんか妙に真面目に考えちゃったな。
「も、もう……私……
やだ！」
その場に居られなくなった私は、顔を真っ赤にして金縛りが解けたみたいに兄さんを退け扉へ掛けて行く。
けど足首を締め付ける鎖が、出番だと言わんばかりに私を以上進めさせてくれなかった。
ガシャンと大きめな音を立てて鎖が突っ張り、私はフローリングへ思いっきり転ぶ。
やばい……！！
「うげっ」
そのままバタンと倒れ込むと、鼻にジーンと強い衝撃が走った。
「ったぁ……」
鼻血とか出ていないだろうか。
他にもいろんな所をぶつけたけど、何より鼻が痛い。
鼻を抑えて起き上がり、その場に座り込んだ。
鎖の存在をさっぱり忘れていた……。
「だ、大丈夫か？」
「う、うん…」
後ろから心配そうな声がして、私はトホホと鼻をさすり涙ぐんでカラ松兄さんを見た。
するとカラ松兄さんは突然、ぴくりと少し肩をビクつかせて目を見開いて私を見てくる。
どうしたんだろう。
「すまん、ちょっと、トイレ行ってくる」
「え？お、おお分かった」
そのまま理由を話すことなくカラ松兄さんは部屋から出て行ってしまった。
あれ、今って何時なんだろ。
まぁいいか。私は横になってカラ松兄さんを待つことにした。
そして、何やらスッキリした様子で帰ってきたカラ松兄さんと一緒に眠りに着いた。
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ぽさ(プロフ) - チョロ松推しさん» Sなカラ松最高ですよね！！ありがとうございます！時間をかけてでも頑張って完結させようと思うので、その時までよろしくお願いします。！ (2019年8月6日 13時) (
レス) id: 3dce913a48 (このIDを非表示/違反報告)
チョロ松推し - Sなカラ松最高すぎ!もう死んでもいいわ(白目)続き頑張ってくださいね！ (2019年8月3日 19時) (レス) id: b11d3bd2ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽさ(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます^^*完結できるよう頑張りますね！ (2019年7月24日 16時) (レス) id: 3dce913a48 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 頑張ってください続き楽しみに待ってます (2019年7月22日 22時) (レス) id: 2ba1387257 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松girl(プロフ) - ぽささん» 楽しみにしてます！！ (2019年6月10日 6時) (レス) id: b9685a6c85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽさ | 作成日時：2019年5月27日 16時
