【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ41)

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不機嫌な理由ページ41

たこ焼きを楽しんだ私たちは片づけの作業に入っていた

私は小柳と2人で皿洗いをしている

せっかく2人きりならさっきなんでちょっと不機嫌だったのか聞いてみよう

そう思い、私は口を開いた

『ねぇ、ロウくん。さっきはなんであんなに不機嫌そうだの？』

だが、言ってみて気づく

これ、めっちゃ失礼じゃね？

まだ不機嫌だったていうのも確定していないのに、なんであんなに不機嫌そうだったの？なんて何様だよって感じだし、選択ミスった、、、

これだから陰キャは、、、、あっ、自分か

どちらにせよ絶対小柳の機嫌を損ねただろう

そう思っていたその時

小柳「あっははははは！」

小柳が大爆笑し始めた

え？なんで？おかしくなっちゃった？

頭が混乱しすぎてパンクしそう

『えーと、、、私なんかおかしなこと言った？』

小柳「いや、確かに機嫌は悪かったけど、そんな心配そうな顔で見んなってｗ」

どうやら彼が笑っていたのは私があまりにも不安げな顔で聞いていたからだそうだ

小柳「あーあ。笑った笑った。そうだな、まあちょっと機嫌が悪かったのはドクターが、、、」

そこで彼は言葉を止めた

『私が何？』

そう聞くと彼はちらりと私を見て少し不貞腐れたような顔をした

小柳「ドクター、俺のことは1日飼い主とかでもない限りロウくんって呼んでくれないのにあいつらは普通に名前にくん付けで呼ぶんだな」

『え？そんなこと？』

小柳「ドクターにとってはしょうもない事でも俺には死活問題なの。わかる？」

『わかんない』

小柳「・・・まぁそれがドクターか」

『それってどれだよ！というか、ライくんたちはそうやって呼んでほしいって言ってたからであって自分から言い始めたわけじゃないよ？』

小柳「そういう問題じゃない。俺のときはあんなに渋ってたのに、、、」

『それは小柳は呼び捨ての方がしっくりくるなって思ったから！』

そんなことを言い合っているとライくんたちが何事かとキッチンの方にやってきた

伊波「ちょっと2人とも！？どうしたの！？」

叢雲「ケンカか？珍しい」

星導「ケンカするほど仲が良いってやつですか？」

『いや、全然喧嘩とかではない。ちょっとしょうもないことで言い合ってただけ。ごめんね心配させちゃって！』

小柳「・・・俺と話してる時より優しい」

『うるさいな～！小柳はちょっと黙ってて！』

その後もへそを曲げ続ける小柳であった