【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ14)

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嫉妬ページ14

小柳と初めて話したあの日から私とDyticaのメンバーはよく一緒に話すようになった

特に小柳はずっと一緒にいると思う

もともとあまり友達作りは得意な方ではないからこうして話してくれるのはすごく有難い

でも彼らはクラス内でも特に目立つ陽キャ集団

つまり、こんな陰キャが彼らと一緒にいると、、、

リーダー「なんであんたがDyticaの皆さまと一緒にいるのよ！」

取り巻きA「そうよ！」

取り巻きB「目障りよ！」

『えぇ、、、』

もちろんクラスの女子から目をつけられるようになる

そして私は今、クラスの中でも特に過激で有名なDyticaファンのグループに人気の少ない空き教室で尋問を受けているのだ

いや～、女子の嫉妬って恐ろしい！怖い！

リーダー「早く答えなさいよ！どうやって彼らと仲良くなったの？どうやってお近づきななったの？」

取り巻きA「答えなさいよ！」

取り巻きB「どうやったのよ！」

『えーと、、、その、、、』

どうしよう、、、なんて言えばいいんだろ、、、第一、私から近づいた訳じゃないんだよなぁ、、、

でもそんな風に言えばたぶん彼女たちの逆鱗に触れて私はタコ殴りにされるだろう、、、

ど、どうすれば、、、

リーダー「ていうか、小柳様とあんたが付き合ってるなんて噂が立ってるけど、さすがに嘘よね？」

取り巻きA「そうよね？」

取り巻きB「嘘よねぇ？」

『もちろん！そういう関係ではありません！』

リーダー「まぁ、そうよね。あんたみたいなドブネズミが小柳様となんて釣り合うはずないもの」

取り巻きA「そうよ。大体、このクラスで小柳様と一緒にいれるのはあんたじゃなくて、、、」

リーダー「この私よ！」

取り巻きB「そうだわ！陰キャのくせに！」

リーダー「ふふふ。そうよ！陰キャは陰キャらしく私の引き立て役として隅でひっそりと生活していればいいのよ！」

『・・・』

分かってた。分かってたことだけど、いざ言葉にされると結構心に来るなぁ、、、

それなりに楽しく、平凡な学校生活が送れてると思ってた

でも、周りから見ればやっぱり私なんてただのぼっちな陰キャ

小柳達と一緒にいる資格なんてないもんね、、、

私、きっと浮かれてたんだ

『ごめん。私これからはDyticaの皆と話さないようにするよ。私みたいなのには今まで通り平凡な生活が一番だものね』

リーダー「分かればいいのよ！分かれば！これに懲りたら、、、」

小柳「分かってねぇのはお前の方だろ」