たんぺーんしゅー

好きだからこそ(そらる まふまふ) ページ11

『そらるさん、もし僕とどこにでも行けるならどこがいいですか？ 』

不意に思ったことを聞いた。

そらるさんはいつも僕のそばにいてくれた

だから時々不安になる

もし、天月くんやるすくんのところに行って、ユニット組んじゃったら

とか

だから聞いてみた

「んー...どこでも。」

とそらるさんはいった

『どこでも...ですか？』

「うん。まふといると飽きないしな」

『もし...飽きちゃったら...？』

あぁ、だめだ。ネガティブな方にいっちゃう

「...飽きてもそばにいる。お前の隣は俺。俺だけの特等席だから離れない」

特等席って...

『僕は電車の席かなんかですか』

「違うよw」

『ならいいんですけど...』

なんか、安心した。

「そういうまふは？」

『僕ですか？』

「うん。」

『...僕もどこでもいいです。』

「お前もかw」

『はい。そらるさんとならどこにでも行けるので』

そう断言した

「...なんか、照れるな」

『ですね...』

「...そろそろ...だな、」

『...はい。』

好きだからこそ一緒にいたい

好きだからこそ誰にも取られたくない

今僕達の手には鋭利なものが握られている

「...まふまふ」

『そらるさん...』

『「永遠にアイシテル」』

僕はそらるさんの心臓に

そらるさんは僕の心臓に

同時にナイフで突き刺した

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