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「A、本当に大丈夫なのか?」
炭治郎は机の上に置かれている映画のパッケージを見ながら心配そうに訊ねた。
「大丈夫! 炭治郎がいればね!」
AはDVDを片手にせかせかと今から二人で見る映画の準備を進めていた。炭治郎はそんなAの後ろ姿を見つめながら気になっていたことを訊ねる。
「そういえばみんなはどうしてるんだ?」
炭治郎の言っている『みんな』とは恐らく兄弟達のことだろう。
確かに、いつもならリビングを賑やかにしている兄弟達の姿が今日は見当たらなかった。
「そりゃあみんなホラー映画が怖くて部屋戻ったよ。みんなでゲームするんだって」
「母さんは?」
「さっき部屋にいったら六太と一緒に寝てた。疲れが出たんじゃないかな」
「そうか。じゃあみんなに心配されないよう静かに見ないとな」
「何その言い方〜。私が叫ぶと思ってるの?」
「だってそうだろう?」
炭治郎は意地の悪い笑みを浮かべながら言った。
「ふふ。流石に昔ほどは叫ばないよ。ちょっと声が出るくらい?」
「それは楽しみだな」
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作者名:さぬやぎ | 作成日時:2020年4月13日 13時