変わったことと変わらないこと1 ページ38
亜矢宅
先日された告白の相談をしようと、素直にあったことを話すとキョトンとした顔をする亜矢ちゃん。
亜矢「え？もう答え出てるんじゃないの？」
『…え？』
亜矢「中堂さんはまあ置いといて。伊吹さんと志摩さんの2人のうちのどっちかが好きなんでしょ？」
『待って待って待って、私好きなんて言ってない』
亜矢「え〜でも2人の話する時のAちゃん、恋する乙女って顔してるよ？いつからだったかな〜」
『嘘、そんな顔してないよ！』
亜矢「してたしてた」
あはは、無意識だったんだと笑いながら目の前のお茶を飲む亜矢ちゃん。
自分では絶対してないと自信を持ちつつも、2人を意識してしまいまた顔が熱くなる。
亜矢「そもそも、2人のことで相談したいって時点で好きだよね？好きじゃなかったら相談なんてしないもん。特にAちゃんは他人にあんまり興味を持たないから、好きじゃなかったら告られても断るし、断らなかったとしても相談なんて絶対しない。…ね？そうじゃない？」
『〜〜〜っ(た、たしかに)』
亜矢「あははっ顔真っ赤！可愛いAちゃんにもう一つだけ言うと〜」
『も、もういい』
亜矢「私が、会ったことのない志摩さんと伊吹さんのことをたくさん知ってるのって、Aちゃんのおかげなの。それだけAちゃんが2人の話をしてくれるってこと！」
まだ聞きたい？と聞く亜矢ちゃんの申し出を丁寧に断る。思い返してみれば、亜矢ちゃんには志摩さんと伊吹さんの話をたくさんしていたかもしれない…とさっきまであった自信がすっかり無くなる。
『(す、好き……2人が、好き…
〜〜〜っ恥ずかしすぎる…)』
亜矢「どう？好きだって自覚した？」
『…してません』
亜矢「あははっ嘘つくの下手！で？どっち好きなの？」
『え！？…そっか…どっち、だろ…』
亜矢「待って、Aちゃん今までの人たちってどうやって付き合ってたの…？」
『今までは、相手から告白されて付き合ってたけど…』
亜矢「え？！全部相手から？！」
『う、うん』
Aちゃん、自分から好きって伝えたことある？と恐る恐る聞いてくる亜矢ちゃんに、…無い…かも…？と曖昧に答えると深いため息をつかれた。
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迷探偵(プロフ) - maidtoorder0707さん» コメントありがとうございます。大好きな作品と言ってもらえてとても嬉しいです…！まだ少しありますので、お楽しみください。 (2020年11月3日 19時) (
レス) id: 0c8a6fc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
maidtoorder0707(プロフ) - ひええー！！選べません…！！が、大好きな作品ですので最後までしっかり見届けさせていただきます！(これからじっくりと先へ進みます…！) (2020年11月3日 19時) (レス) id: 911e108547 (このIDを非表示/違反報告)
迷探偵(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。前に進むような進まないようなそんな狭間でいろいろなことが起こっていく、日常的であり非日常的な物語としてお楽しみいただけたら嬉しいです。これからも楽しみにしていただけたら幸いです。コメントありがとうございました。 (2020年11月1日 21時) (レス) id: 0c8a6fc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ぁぁぁあ中堂さんの大胆さすごく良いです……！！！！いいです………大胆な作戦に出る中堂さんとそれにまんまと乗っちゃう伊吹志摩の構図がとても好きです…………毎日ニヤニヤしながら見てます、これからも楽しみにしてます…！ (2020年10月31日 19時) (レス) id: fcebba2eb6 (このIDを非表示/違反報告)
迷探偵(プロフ) - maidtoorder0707さん» コメントありがとうございます。3人の絶妙な関係もきっと…この先は続きをお楽しみいただければと思います。思ったような結末にならないかもしれないですが精一杯書かせていただきます。コメントありがとうございました。 (2020年10月30日 7時) (レス) id: 0c8a6fc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷探偵 | 作成日時：2020年10月18日 17時
