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ある放課後。
スマホ先から聞こえる甘い甘い声に耳を傾け、妬みとあの人の息遣いに興奮気味。
美久「良い…良いのだけれど…！」
…女が許せねえ、そんな気持ちでいっぱいだ。
彼方様、あの醜女とシて何が良いの！？私の方がテクニックあるかもしれないのに！！
唇を噛み締め録音アプリを閉じ、特大パフェを頬張る。
A『…はぁ…』
濃い溜息を吐き出し眉を寄せ、私の方を見て何か言いたげな憎き女。
何、と返してやれば今度は鼻で笑う。
A『そんなの聞いて何が良いの気持ちが悪い。』
美久「アンタにゃ分からないの。ここからは大人のせ・か・い♥」
人差し指を立て言葉似合わせて指を振る。
「意味が分からん」とAも同じ様にパフェを口に入れた。
せいぜい言ってるが良い。アンタは駒として使ってその内捨ててやる。
A『…で、何で誘ったのファミレスなんかに…山本っさん明後日センター試験でしょ？』
美久「ふふっ私勉強は出来るの〜
貴方と違って〜優秀で頭が冴えてるの〜」
皮肉を織り交ぜて……いや、皮肉だらけの言葉にAは少々イラつきを感じながらも、「何で誘ったの」と。
美久「…少し聞きたい事があって」
A『嫌な予感』
いやいや、そこまで嫌ではないでしょう。彼方様と真冬様についてなんだから♥※Aにとっては嫌だ
美久「…アンタどっちなの彼方様か真冬様」
A『…は？』
美久「アンタは彼方様と真冬様どっちを取んだよ馬鹿っ！！」
舌打ちを何回もしていると「何の話？」と質問の内容が分かっていないらしい。
物分かりの悪い…。
美久「９６猫さんから聞いた。どっちかにするらしいよ〜って。あの様子…どうせ知ってんでしょ？」
A『何を言っているのかなぁ』
美久「目が泳いでるけど」
どうして９６猫さんは見抜けたのだろう。流石、１番近くにいるだけある。
美久「で？どうなの」
A『教えんがな』
美久「…殴るよ？」
A『…理不尽…』
その後も私はある程度粘ったがここまで吐かない人は初めてだった。
前から思ってたけどこいつの行動は危なっかしいが面白い。
美久「…ライバルには変わらないけど」
A『は？』
その内分かる事だから、今は引いといてあげる。
けど、
アンタの思い通りになんてさせないんだから。
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受験、そして憎き女の本音まで
あと２日
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いるよ - 関係ないはずなのに、AftertheRainと繋がってる細かさが、とても好きでした。この作品が私は好きです。素晴らしい完結をありがとうございました！ (2022年12月8日 21時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華。(プロフ) - あっっ、そらるさんver.……。 (2021年1月20日 16時) (レス) id: 463bf9fb63 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 凄く面白かったです！あの、恋乱やってますか？やっていたら姫友＆くのいち仲間になって欲しいです！ (2020年8月6日 10時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時：2017年11月25日 21時
