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＿＿ガンッ！
A『痛っ…！！』
机の脚に小指を打つけ、鈍い音がした。
そこから激しい痛みが襲ってきてその場に蹲る。
A『…。』
９６達が帰ってから、一人になった家は静まり返っていた。
あぁ…
どうしてこんな事に…。
スマホをポケットから取り出しLINEを開けるとそこには追加された友達と表示されている。
"♥♥MIKU♥♥"
こんなにハート付けなくても良いでしょってくらい飾られていて無性に腹が立つ。
あの時真冬がLINE交換しようなんて言わなければ私だって巻き込まらずに済んだものを…。
A『あー…うぜぇ。』
ボソッと呟いた言葉は静かな部屋に透き通って聞こえた。
.
ー
真冬「んふふー」
そんな中彼方達は帰り道でうきうきしていて、真冬なんかはスキップまで踏んでいる。
彼方「山本さんとLINE交換するのは癪だけど、この録音貰えただけ良いよね。」
真冬「うん！
よし！今聞こうよ！」
彼方「駄目駄目。家に帰ってからのお楽しみ。」
ふっと柔らかく微笑むと「えー。」と愚図る。
真冬「…まぁいっか。どうせ聞けるんだし。」
口を尖らせてブツブツ言ってると、切り替える様に「それにしても…」と話を続けた。
真冬「ふふっ、Aが僕達の事をねぇ…。もうしかして脈アリ何じゃない！？」
彼方「…んー…？うん…。」
曖昧な返事をして言葉を濁した。
手に顎をやって急に黙りこくって何かを考え、ピタリとその場に立ち止まって下を向く。
真冬「あれ彼方？どしたの？」
彼方「いや…あのさ、お前今僕達って言ったじゃん。」
真冬「え？そうだけど。」
彼方「あー…その事なんだけどさ…。」
顔を上げ真冬の目をしっかりと見た。
彼方「…もう、僕達じゃなくて、
真冬「え？」
意味が分からなかったらしく「どういう事？」と聞き直した。
彼方「だから、俺は俺。お前はお前で行動しようっていってんの。
今まで、ずるいだのいいなーだの言ってたけど、それをもっとはっきりさせよ？」
真冬「…はっきり？」
彼方「そ。
俺だって、お遊びでAが好きって言ってる訳じゃないし、それはお前だってそうだろ？
まぁ何が言いたいかって言うと、」
.
"これから本格的に俺の物して行くって事"
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いるよ - 関係ないはずなのに、AftertheRainと繋がってる細かさが、とても好きでした。この作品が私は好きです。素晴らしい完結をありがとうございました！ (2022年12月8日 21時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華。(プロフ) - あっっ、そらるさんver.……。 (2021年1月20日 16時) (レス) id: 463bf9fb63 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 凄く面白かったです！あの、恋乱やってますか？やっていたら姫友＆くのいち仲間になって欲しいです！ (2020年8月6日 10時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時：2017年11月25日 21時
