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?「……黙って。」
え、この声って…。
A『…。』
大きくて冷たい手が口を覆う。
そしてその体制のまま路地裏へと連れて行かれた。
A『…はっ…』
やっと離してもらえたと思えば、壁に手を付き距離が縮まる。
A『も…何…!
ば彼方!!』
彼方「……ば彼方ってやめろよ。折角Aを見つけたから後ろから近付いて驚かせてやろうって頑張ったのにその反応?」
十分驚きました!
本気でヤバかったから!
A『…馬鹿…。』
彼方「…。
かわい。」
A『あ"?
んだこらァ、やんのかこらァ。』
心のこもってない喧嘩口調で中指立てる。
彼方「…。」
A『!?…なっ!』
中指立ていた指に口を付けキスをしたり甘噛みしてきた。
彼方「驚かすって言っても、ホントは
A『はぁ!?い、嫌だよ!そんなの絶対嫌だよ!?』
彼方「…なんか、誰もいないところって凄く良いよね。」
何がだ!何が良いんだ!!
こっちはデメリットしかねぇよボケカス!
A『そこをどけぇ!!私にはカカオが待ってる!!』
彼方「…ふーん、ならチョコぐらいとろとろに溶かしてあげるよ。」
A『溶けてる前提!?勝手に私のチョコ溶かしてんじゃねぇよ!』
彼方「あ、そこにツッコむ?まぁいーや。
んー…そうだな…。Aはチョコレートフォンデュのマシュマロだよ。で、俺が食う。」
最終的に食われるの?じゃあそのまま捨てられた方が余っ程もましだよ!
A『わっわっわっ!』
世にいう壁ドンをし、その片方の手でAの両手を頭上で束ねた。
彼方が首に唇を吸い寄せ、空いている方の手でスカートの中を探る。
A『っ…
…え?』
彼方「…ん?」
A『今、一瞬痛かったんだけど…?』
彼方「…あぁ、キスマ。昨日のはちょっと弱く付けすぎちゃったから。」
A『え!?いーよいーよいーよ!しなくて良い!!んなのただの内出血なんだよ?独占してる証みたいなものなんだよ!?』
ひとり騒いでるAに対し、冷静である彼方。
冷静過ぎて
少し
怖いくらい。
彼方「…独占欲はあるよ。
ホント…監 禁したいぐらい…。」
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96兎 - ごめん。名前変えたからもう一回コメントした (2018年11月23日 23時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
96兎 - nanaやってるよ。 (2018年11月23日 23時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
46兎 - nanaやっとるー! R18w 面白い! (2018年10月29日 10時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
Shuu nakamori(プロフ) - めっちゃ面白い!私nanaやってますよー! (2018年4月30日 19時) (レス) id: ff2902b544 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - KANAMI→☆さん» KANAMIさん…ビビりました…。山本っさんになったのかと…。……申請しました!宜しくお願いしますね! (2018年1月17日 16時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時:2017年8月4日 22時