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学校の終わりのチャイムが鳴ると皆一斉に教室から出ていく。
勿論、96猫もAも。
A『今日は昼休みがとてつもなく長く感じたね。』
昇降口で靴を履き終わり、帰り道を歩いていると、今日の旅行の件について思い出した。
96「…せやな。
やっぱし、あいつらのせいだしょ?」
A『そりゃあね。
しかも、真冬と彼方のせいで最近凄く目立ってきたし…。』
96「え、何それ。もう目立たないでよ、A…。
もう知ってるよ、胸でしょ?」
A『そこじゃねーよ。ってか目立ってたの?』
96「嫌味?それ嫌味でしょ。
ねぇ……ちょっとぐらい譲ってくんなまし。良いでしょ?減るもんじゃないんだから…。」
…減るわ。
A『そういう事じゃないの。良いから黙って聞いて。』
「うぃす。」と短く言うと、山本っさんについて詳しく話した。
96「…ほーん…。
んー…聞いてると、ちょっと…危ないんじゃん?A。
そういうのには気を付けといた方がええで。山本っさんは溺愛してるんよ、あいつらに。」
A『…うん。
…どこが良いんだろ…わかんないな…。もっとかっこいい人いるじゃん。千葉雄大君とか菅田君とかさ…。』
「私は坂口君派だな。」と鞄の中からタピオカジュースを取りだし、飲み始める。
A『まぁ、黒髪パッツンボブってクラスの中でも山本っさんぐらいだから、あれがそーなんだろうなって見て一発分かったけど。』
うちのクラスは結んでる人が比較的多いからね。
…あ、見て一発で分かったって言うけど、見たことなかったんだよね、私…。
なんかごめんね、山本っさん。
96「……んおっ…もうあたしん家だ。」
A『あ、ホントだ…。』
96「……離れたくないけど…ばいにゃ。まいすうぃーとはにー。」
A『うん。また明日〜。』
と言って別れた。
A『…あーあ。』
あいつらといると神経使うなぁ…。
疲りた。
A『!そーだ帰ってからおやつにチョコレートあるんだった!』
早く帰らなきゃ!
チョーコ!チョーコ!
チョーー……___
_…ぐいっ
A『ふぐ…!?』
誰かの手によって後ろから口を塞がれた。
言葉は何も発せなくなりパニック。
A『んっ!んっ!んっ!』
?「……黙って。」
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96兎 - ごめん。名前変えたからもう一回コメントした (2018年11月23日 23時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
96兎 - nanaやってるよ。 (2018年11月23日 23時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
46兎 - nanaやっとるー! R18w 面白い! (2018年10月29日 10時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
Shuu nakamori(プロフ) - めっちゃ面白い!私nanaやってますよー! (2018年4月30日 19時) (レス) id: ff2902b544 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - KANAMI→☆さん» KANAMIさん…ビビりました…。山本っさんになったのかと…。……申請しました!宜しくお願いしますね! (2018年1月17日 16時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時:2017年8月4日 22時