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A『バれちゃったね。』
96「まるで私がバらしたみたいに言うけど、お前だかんなバらしたの。」
…。
分かってますよ、嘘っ八先生…。
A『諦めたらそこで…?』
96「選手交代だ。」
違うでしょ。
試合終了だ!だろ。
96『時には諦めなきゃいけない時だってある訳よ。
諦めて得る事だって沢山あるサ☆』
サ☆じゃねーよ。
実際何も得ないから。
得るとしたら私の心が燃え尽きて残った灰ぐらいだよ。
A『あのねぇ!私は……__
!!』
96「ん?どしたA。」
A『あ、いや、うん…。』
………見られてる。
96ちゃんの席側からは見えない位置で、私を睨んでる。
山本……美久…ちゃんだっけ。
A『…っ何あれ。』
96「え?」
96猫が後ろを向くと、外の風景を見ているフリをした。
だが横目でこちらを確認している事が私は分かってた。
A『(…こ、怖ー…あの目超怖い。
うわっ、鳥肌たって……__)』
真冬「Aーーーーー!!!!」
A『ごふっ…!!』
96「あぁぁっ!!何してんだアホ!離れろ馬鹿!!」
突如後ろから勢い良く抱き締めて来ると「好き好き好き〜!だーい好き!」と言った。
な、何急に…。
"大丈夫…。"
A『っ!!』
96「?A?顔が…。」
.
"大丈夫…
僕が…守るから。"
A『っ〜〜〜!!!』
96「…あの、顔真っ赤なんですけど?」
え!?顔 !?
そんなはずない!
熱でもないし風邪でもないもん!!
A『なななな何も!!ってかさっさと離れて馬鹿真冬!!』
真冬「えー?やだー…。
…ね、ね、A」
A『あ!?』
後ろから抱き締めていた手に力がこもると真冬の口がAの耳に近付いた。
.
真冬「今、僕の事考えて、赤くなっちゃった?」
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96兎 - ごめん。名前変えたからもう一回コメントした (2018年11月23日 23時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
96兎 - nanaやってるよ。 (2018年11月23日 23時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
46兎 - nanaやっとるー! R18w 面白い! (2018年10月29日 10時) (レス) id: ff327f1ecd (このIDを非表示/違反報告)
Shuu nakamori(プロフ) - めっちゃ面白い!私nanaやってますよー! (2018年4月30日 19時) (レス) id: ff2902b544 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - KANAMI→☆さん» KANAMIさん…ビビりました…。山本っさんになったのかと…。……申請しました!宜しくお願いしますね! (2018年1月17日 16時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時:2017年8月4日 22時