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沖田「へぇ、春雨第七師団の団長さんが随分と甘いこたァ言ってんねィ。
お前、殺られるぜ。」
神威『何言ってんの。Aとランデブーするまで死なないよ。』
ラ、ランデブー…?
付き合うじゃなくて、それ通り越してランデブーまで行くの…?
神威『ねっ、A……___』
A『ねっ、じゃない。』
神威『…酷いなー。
ま、そういう事だからさ、じゃあね、おまわりさん。またどっかで会ったら、決着付けようよ。』
沖田「…。」
ヘラヘラ笑う相手にガン飛ばし続ける沖田。
気に食わないのだろう。
神威『しかもこんな所じゃなくてさ、もっと広い所で殺り合う方がお互い、面白いしワクワクする。』
沖田「……面白い、ねぇ…。」
神威『分かるだろ?俺の気持ち。
あんたは殺すのに惜しいよ。
だからじっくり、味わいたいんだ。まぁいずれ殺すけどね。』
A『……。』
…まただ。
この目。
さっきと同じ、戦闘する時の目…血を欲しがる時の目だ。
A『(沖田さんは、相当の人何だろうな。)』
私の喉がなる。
この状況にはピリピリと緊張感が走り、変な汗が出てきた。
神威『………楽しみにしてるよ、あんたと戦える日を。じゃあね。』
沖田「……ふんっ…」
そう言うと鼻を鳴らし、踵を返した。
すぐ近くの屋根に登ると、次々に上を走っていく私達。
その姿を横目で最後まで見ていた事を私は知らない。
A『……ふぅ…。』
神威『……どーしたの?』
A『……いや、あの場で戦ってなくて、良かったなって思いまして。』
「え、何で?」と疑問に思っている様子。
お姫様抱っこ状態の中走っているので、キョトンとした顔が良く見える。
A『……だ、だってそりゃ、大事になったら嫌ですし!』
神威『あぁ、そういう事…。』
ズーンと暗くなるオーラ。
え、何故。
A『…な、何ですか…?』
神威『いや、うん…別に…。』
な、何何何…。
ま、ぁ…いいや。
A『あっ!
あと…』
神威『…ん?』
A『団長に傷付いてほしくなかったからです。』
神威「…。」
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あ - 更新楽しみにしてます! (3月4日 16時) (レス) @page20 id: 53df4b99f2 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 更新頑張って下さい! お願いします! (2019年12月25日 15時) (レス) id: e5c89771f4 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - non様!神威小説もっと作ってください!面白いです!最高です! (2019年12月25日 14時) (レス) id: e5c89771f4 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - でも、凄い面白かったですよ?更新頑張ってください♪ (2018年7月21日 12時) (レス) id: e9b51ed374 (このIDを非表示/違反報告)
non@nqrse(プロフ) - 愛さん» 有難う御座います、結構占ツク始めたての頃に書いたものなので上手く出来てません…(T_T) (2018年7月21日 11時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時:2017年6月9日 20時