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A『ふぅ…なんとか撒いた?んですかね。』
神威『だと良いけど、そう上手く行かないんじゃないかなー。』
A『ですよね………
!あ、あれって!!』
神威『……阿伏兎…。』
見ると阿伏兎がある女の子と戦っていた。
そして、やられる寸前という所で、もう1人いた眼鏡の男の子が止めに入っていた。
それから__…
A『え、ちょっと、やばくないですか?あれ…阿伏兎さん、下に落っこって行っちゃいましたよ?』
女の子を庇って自ら下へと落ちて行ったのを神威と一緒に見ていた。
A『それにしても、あの女の子…
わっ!』
神威『見なくて良いよ。』
A『え、ちょっ…見えないです、団長…。』
女の子をじっくり見ようとしたら神威に止められた。
手で目隠しをされ、どうも見えない状態になっている。
A『はぁ…分かりましたよ。
…っていうかずっと思ってたんですけど、その怪我どうしたんですか?』
Aは神威が真選組の所に迎えに来た時から思っていた事があった。
それは神威を見るとあらゆる所に傷があるのだ。
神威『あぁ。これ?
これはね、Aが真選組にいた前に俺がちょっと鳳仙と戦ってね♪』
A『…は、は!?あの鳳仙と、戦った!?貴女、本当に馬鹿なの…!?』
神威『…ふふ、戦闘馬鹿って言ってヨ。
.
……!』
__…え……A?なんで、震えてるの?__
A『も、もう、本当馬鹿にも程かあります。』
__貴女がいなくなったらどうするのっ…__
神威『…。』
A『……あ、あの鳳仙様に挑むなんて死ぬ同様です。』
__ホント…馬鹿な人っ…!__
神威『A…。』
A『なんですか…!』
すると突然震えている手を取り、手の甲に優しくキスをした。
A『!?///』
神威『手、震えてる…。』
A『は、はい!?別に震えてませんけどっ…』
神威『心配してくれた?傷とか。』
A『…き、傷もですけど………って別に心配してませんて!』
神威『傷もだけど…何?このままだと手の甲じゃなくて…』
神威は人差し指を出して、Aの唇にそっと当てた。
神威『…ここにするよ?』
A『は!??と、と、突然ですね!』
神威『煩い。早く答えて。』
A『…うっ…だ、だから!傷もですけど……死んじゃったら取り返しつかないじゃないですか…。
…嫌なんです。それだけは。』
神威『………………。』
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あ - 更新楽しみにしてます! (3月4日 16時) (レス) @page20 id: 53df4b99f2 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 更新頑張って下さい! お願いします! (2019年12月25日 15時) (レス) id: e5c89771f4 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - non様!神威小説もっと作ってください!面白いです!最高です! (2019年12月25日 14時) (レス) id: e5c89771f4 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - でも、凄い面白かったですよ?更新頑張ってください♪ (2018年7月21日 12時) (レス) id: e9b51ed374 (このIDを非表示/違反報告)
non@nqrse(プロフ) - 愛さん» 有難う御座います、結構占ツク始めたての頃に書いたものなので上手く出来てません…(T_T) (2018年7月21日 11時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時:2017年6月9日 20時