ハツジョージキ【まふまふ】 (ページ4)

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じーーっと全く微動だにせずこちらの様子を伺っているあの人。

『…な、何してるの…まふ君』

壁からそっと片目だけを出し黙っているまふ君。

靴を脱ぎ終わったそらるさんが顔を出し「ごめん遅くなった」と一言。

「お邪魔しますA。……おいまふ、人の家何だから挨拶しろ」

「………おじゃましてます」

頬を膨らませ、ひたすら私を見つめるまふ君は、何だか可愛くも思えた。

「い、いーえ」と目をぱちくりさせながら呟くと、てくてく歩いてきては私と天月君の間に入り、とても密着して来る。

「なんかごめんね、こいつ嫉妬深いから」

『し、嫉妬…？』

そらるさんは私の隣に腰を下ろし「迷惑かけるよ、うちのまふが」と眠たそうに、気だるそうに呟く。

腕に絡みつくまふ君に「どうしたの」と言うと「別に」と不貞腐れた。

「ほら天月準備して」

まふ君は天月君に命令するとハイハイと素直に従う。

流石に天月君にだけやらせる訳にもいかないので「私も！」と立ち上がるがすかさずまふ君が私の手を掴んだ。

「先輩は駄目！！」

そう言って止められてしまったのだ。

腕はきつく巻かれていたため、ふりほどく事も出来ず…。

ごめんなさいごめんなさいと思いながら、サクサク準備を進める天月君を眺める事に。

「ホント、大好きなんだから」

小声でそう言ったそらるさんの言葉は、私に届かなかった。

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過去最高1位、そして一日で星がさかたんカラー…。

あぁ、ありがたやありがたや…。

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