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これで良いはず、考えられる全ての出口は、
警察の人たちに連絡して塞いでもらった。
後は彼女が行きそうな所へ先回りしておこう。
……今思い返すと、なぜあんなに、
10分間も全力で走り回れたのだろう。
自分でも不思議だ。ただ、とても楽しかった。
子供の頃の、忘れかけていた過去の思い出。
あの時を思い出した。
「ハハ……」
さて、準備は整った。
あとはファイが来るのを待つだけ。
警察に追いかけてもらい、ここへ誘い込む。
＿＿＿＿＿
「あの探偵はんは骨があって楽しかったな〜
ほんでも、そろそろ勝負も終いか…？
追いつけへんのならそろそろ帰っ……」
ファイは外に出ようと窓に手をかける。
それこそ、夕方遊び終わった子供のごとく。
しかし、外から鍵がかけられたのか、
窓は押してもピクリとも動かなかった。
そうこうしていると、警察がやってくる。
探偵や警察との鬼ごっこは楽しいが、
流石に逮捕されるのはゴメンだ。
「ヤバっ…！？ちょっ……
今回ケーサツはん多くない！？
あっ、シャルが援軍呼んだからか！」
少し昔を思い出しながら隠れていると、
こちらに向かってくるファイの姿が見えた。
もう少し寄せて、寄せて、……今だ！
「えっ、ちょっ……シャル！？」
急に飛び出してきたカーシャルに、
警察から逃げていたファイは目を丸くする。
走ってきた勢いがついていて、
その場で止まることも出来ない。
ファイの目の前へ飛び出したカーシャルは、
肩をタッチして、鬼ごっこは終わりを告げる。
「つーかまーえた！フフッ、お疲れ様。
怪盗さん、この勝負……僕の勝ちだよ」
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もみじまんじゅう☆せつね(プロフ) - ゆうひさん» コメントありがとうございます！イラストも本当にかわいくて感謝しかないです…！改めてここでお礼を言わせて頂きます！これからも見てもらえると幸いです。 (7月9日 21時) (
レス) id: 89e2ed1630 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - わわわ…めちゃくちゃ平和で可愛い…。こんなに暖かくまとめて書いて下さってありがとうございます…！！これからも是非よろしくお願いいたします！！ (7月9日 20時) (レス) @page20 id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじまんじゅう☆せつね | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年6月26日 20時
