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ソラが使った材料を戻しに行っている間、
先に終えたファイは椅子に座っていた。
「…………そういやカステラって、
私も一回しか食うたことなかったなぁ。
……カステラって作れるんかな？」
置いてあったレシピ本をパラパラとめくり、
ファイはカステラのページを探していく。
しかし、途中でオーブンの音が聞こえ、
席を立ったファイはそのまま本を閉じた。
甘い匂いが、辺りにふんわり広がっていく。
「ちゃんと膨らんだかな〜…？」
「おーいソラ姉、スポンジできたんー？
……おっ、なんか甘い匂いがするな〜！」
ファイもオーブンの方に向かい、
ソラにスポンジの出来具合を尋ねた。
「ん〜……あ、うんうん。膨らんだよ〜」
「どれどれ……おぉ〜！ホンマや！」
ミトンを付けてスポンジを引っ張り、
付いている型をゆっくりと外した。
甘い香りが、キッチンにふわっと広がる。
「わあ、おいしそうだねぇ」
「お砂糖の匂いがするなぁ…！」
ゆっくりとケーキナイフを通し、
三等分にスライスして見せる。
中までしっかり火が通っており、
より一層、甘い香りが漂ってきた。
「ファイ、クリーム〜」
「リョーカイ！」
１段目となるスポンジを差し出すと、
ファイは器用にクリームを伸ばしていく。
「いちご、いちご切らなくちゃ」
苺を一籠分ほど縦に薄く切って、
スポンジの上に丁寧に並べて行く。
その上から更にファイがクリームを乗せ、
次の２段目も最初と同様に苺を挟んだ。
３段目を乗せたら、今度はクリーム。
またもやファイの器用さが大活躍し、
全体にクリームを塗れば、ケーキが完成。
あとは苺を乗せていくだけだ。
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もみじまんじゅう☆せつね(プロフ) - ゆうひさん» コメントありがとうございます！イラストも本当にかわいくて感謝しかないです…！改めてここでお礼を言わせて頂きます！これからも見てもらえると幸いです。 (7月9日 21時) (
レス) id: 89e2ed1630 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - わわわ…めちゃくちゃ平和で可愛い…。こんなに暖かくまとめて書いて下さってありがとうございます…！！これからも是非よろしくお願いいたします！！ (7月9日 20時) (レス) @page20 id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじまんじゅう☆せつね | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年6月26日 20時
