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７.おしえて ページ9
バサッ、
『ハァ…ッハァ…ッハァ…ッハァ…ッ』
また、この夢だ。
『……ッ頭……………痛い…………………………』
くらっと、眩暈がした。
ベッドから起き上がろうとすると痛みが増す。
『…………っ…』
(どうしよ、)
『…………熱…は、』
38.3度。
『………風邪、引いたかなぁ……』
(誰か来て……………)
そう思っていたら、
ガチャ、
「ライライー？」
ドアからヒョコッと出てきたのは、
『……あ…、クララちゃ……』
「顔赤いよ!?だいじょぶ!!??」
『………だいじょ…ぶ』
「待ってて！ふわふわくん呼んでくるっ！」
______
前は、看病してくれる人なんて、いなかったから。
風邪になっても、一人で何とかしてたから。
素直に甘えられる人なんて、いなかったから。
でも、寂しいなんて感じることは、なかった。
私に、家族なんていなかったから。
私って、何なんだっけ?
もうわかんないや………
だれか、おしえてよ
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作者名：虹夢 x他1人 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/njpk/
作成日時：2023年9月18日 10時
