魔フィアさんに助けられました。 (ページ2)

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１.私と"バビル"の皆さん。ページ2

??side

「っし！戻ろ…」

視界の隅に、女の子の姿が映った。

その子はバランスを崩したと思ったら、そのまま倒れていく

「ッ！」

僕は急いで駆け寄る。

しかしその体は人なのかと思うぐらい細く、軽く、今にも折れそうだった。

「っ大丈夫!!???」

女の子の目は虚ろで、生気が無い。

このままじゃこの子は死んでしまう。

「どうしよ…ッ」

(………連れて帰ろう)

怒られるかも知れないけど、

この子を助けたいと、思ったから。

「っ待っててね……！」

______________

「ッただいま！」

「＿＿くん？どうしたの？」

「っこの子…」

「脈はあるのか!??」

「あるけど…弱くなってる…」

「急がなきゃ！おじいちゃん！」

______________

ライアside

物音が聞こえる…

『!??』

慌てて起き上がるとさっきの金髪の人、青髪の人、緑髪の人が私のことを不安そうに見ていた。

「大丈夫!??」

『…あれ…私……なんで死んでな…………』

「良かった～～!!」

(………んん？)

「……助かったか」

後ろからすごく綺麗な桃色髪の人が出てくる。

「アズくん！」

『あの……ここは…………？』

「ここは、マフィアグループ、"バビル"。僕は入間、よろしくね」

青髪の人がニコッと言う。

(………か、かわいい……)

「イルマくんはここの"首領"(ドン)なんだよ～。あ、僕はリード、君の名前は？」

金髪さんが私に聞く。

『えっ……と、ライア……………です』

実際私の情報はこの名前しかなかった。

「どーん！」

『ぶえっ』

何かがお腹に直撃した。

「くっクララ!!」

「私クララ！ライライよろしくね！」

緑髪のとてもかわいい女の子が言う。

『ライライ……？』

とりあえずこの子は天使かしら(((

「アホクララ！……アスモデウスだ。」

桃色髪の人がクララちゃんを引きはがしながら言う。

この人凄い綺麗だな。

「私はアメリだ！よろしく。」

赤髮のスラッと背の高い女の人が言う。

カッコいいな……

「で、こっちの人はカルエゴ先生！ここの金庫番だよ～」

目つき悪いなぁ～()

「そして、この人はオペラさん！僕の護衛？なんだ」

ゆるくスーツを着ている人が後ろの方からズイっと顔を出す。

そんなこんなで、

バビルの皆さんと仲良くなりました。