第7話 ページ8
『羽だよ』
ら「は、ね?」
『そう、羽』
ら「え、羽って…」
『?』
ら「幻じゃなかった…?」
あー、やっぱり知ってたんだ…
『…そうだよ』
い「はっ!?」
み「それってどれくらい幻なの…?」
暇「おまっ、知らねぇの!?」
み「?」
暇「世界で最も珍しいと言っても過言ではない能力だぞ!?」
み「ぅええ!?」
す「えっ…!ほんも、の…」
『え、やめてよなんか…』
ら「俺たち…ここにいていいの…?」
おっ!よく気が付いたなそこの少年!((誰だよ
『あー、でも敵は来るよ』
ら「ダメやん」
いいツッコミですねぇ…
『いつもこんぐらいの時間に来るんだけど…今日は来な((』
ドオオオオン!!!
すると、大きな物音が聞こえてきた。人がせっかく遊戯な話をしていた最中に…
『あれ…噂をすれば…』
こ「な、なに…!?」
『あ、大丈夫!心配しないで!すぐ終わるよ!』
暇「すぐ終わる…?」
ら「この人数!?」
『大丈夫大丈夫!人が多いだけで強くないから!』
い「えぐ…」
モ「見つけたぞ!今日こそはその能力を奪いに…」
『シュッドドドドッ!』
モ「ぐっ…げほ…」
『バコッバキッドンドンッ!』
モ「くっ…ドサッ」
『あれ…もう終わり?』
気が付くと、私の目の前には人が大勢倒れていた。
す「…え」
み「…ポカーン」
『これ後片付け面倒だからなー…手伝ってー』
みんなはあっけにとられて棒立ちをしていた。そんな驚くことではないと思うけど…
『おーい?』
彼たちは聞こえているのだろうか…
『聞こえてるー?』
ら「あ、うん…」
らんが声を出してくれたので、みんなは現実に戻されたような顔をしていた。
『あー、血臭…』
暇「血…」
『え?血好きなの?』
暇「…」
『吸血鬼?』
暇「…ん」
『へー、お腹すいたりしないの?』
暇「いや、すくよ。でも最近飲んでないから…飲まねぇとやべぇかも…」
『なら私の飲む?』
流石にかわいそうだと、私の血でよければと思いそう尋ねた。
でもなつはその発言に驚いたのか、少し戸惑いながらも質問された。
暇「は?だって…ふつうは嫌がるだろ…」
『え?お腹すくんでしょ?私の血でよければだけど…』
暇「…ほんとか?」
『うん』
暇「じゃあ遠慮なく…」
彼は私の首元を噛むと、私の血を吸った。
『ん…』
暇「ヂウ…ヂウ…」
『ビクッ…』
暇「やば、止まんない…」
ら「ちょ!なつ!?吸いすぎッ…!?!?」
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルカ | 作成日時:2023年10月6日 22時