第47話 ページ48
C「どういうこと?ゆさんとくにお」
こえくんの声色が変わる。その声で、場の空気も一瞬で凍り付いた。
ゆ「…なにが?」
R「逃がしたやろ」
く「…」
ゆ「ゆさんは、ゆさんのやりたいようにしただけだよ?」
こ「…ゆさん…」
C「なんでこんなことしたの?俺はAを殺さないと…」
ゆ「ほんとは!」
C「…?」
ゆ「ほんとは…そう思ってないんでしょ?こえくんは…そんな…ずっとずっと…そんなこと思ってAちゃんを…!」
C「何言ってるの?僕の言うこと聞けないなら…殺すよ?」
ゆ「…ゆさんは、したいことをした。だからもう満足」
く「ゆさん…?」
C「へぇ、」
ゆ「殺すなら殺していいよ?ゆさんはもう…疲れた」
こ「…待ってこえくん」
C「なに?」
こ「俺もそう思うな」
C「…は?」
く「ビクッ…」
こえくんの聞いたことない声に、くにが驚く。
こ「…こえくん…」
C「僕に逆らうってこと?ふーん、そ」
C「でも僕は、もうあの人と組んでるから。後戻りなんてできないよ?」
ゆ「あの人って…?」
C「…ニヤッ」
こえくんは、ニヤッと不敵な笑みを浮かべる。
C「ないこくん」
こ「…!?」
C「れるくんは来るでしょ?」
R「俺はこえくんと居たくないけど、リーダーが望むのなら」
C「…あとは?」
3人「…」
こ「俺、行くよ」
く「!?こた…!」
こ「くにおを…よろしくね?ゆさん」
ゆ「…わかった。そっちもね」
こ「うん」
C「じゃあ行こっか」
こ「じゃあね。ゆさん、くにお」
く「…じゃあ」
ゆ「うん」
〜〜
ゆ「…まぁ、こうなることは予想してたけどね」
く「…え?」
ゆ「ゆさんはゆさんのやりたいようにする。そう言ったでしょ?」
く「…どういうこと?」
くにが、わけがわからないような返事をする。
ゆ「こうなることを予想して、ゆさんはこったんに頼んどいた」
く「なんて?」
ゆ「こえくんたちの情報を頂戴って。で、その間ゆさんたちはAちゃんを守るの」
く「!?そういう…」
ゆ「だからAちゃんのところに行くよ!」
く「…うん!」
〜〜
C「んーとねー…多分ここだ」
R「多分?」
こ「へー」
目の前には、薄暗くて、人通りの少なそうな一軒家が建っていた。
ピーンポーン
?「はーい」
な「あぁ、こえしたちか…」
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作者名:ルカ | 作成日時:2023年10月6日 22時