第39話 ページ40
ゆ「よくこっちの組織に入ったね」
私は地下室に連れて行かれ、鉄の椅子に座らされた。
目の前にいるのは、ゆうとくにだ。
『しょうがないでしょ、だって…』
『あの人たちといると…私が可笑しくなりそうだから…』
ゆ「…ふぅん」
『それに、君たちと一緒にいることは許されているしね』
ゆ「…ほんとにそう思ってる?」
『…ほんとだよ』
ゆ「Aちゃんの本音って…そんなんじゃないでしょ?」
『これが私の本音だよ?』
く「嘘だ」
『…なに?私の本音が分かるとでも言いたいの?』
く「…Aちゃんは…あの6人と、ずっと仲良くしたかったんじゃないの?」
『…』
く「普通に生まれて…普通に友達になって、昔のAちゃんだったら…!」
『っそうだよ!だから?それを願ってなんになる?私はそれを何回願ったことか…っ!願ったって変わらないものは変わらない!!』
く「…」
ゆ「それはそうだけどさ、」
『…』
ゆ「昔のAちゃんは、好奇心旺盛で、なんにでも夢を見る、
無茶をしてでも仲間を守るいい子だった…。
今だって、あの6人のために、守るためにこの選択を選んだ。
そうなんじゃないの?
ゆさんは、Aちゃんがあの6人と仲良く過ごしてもいいと思うし、
ここに居てもいいし、まぁ、ここに居ても楽しさで言ったらあの6人には敵わないけど、
それでもここにいたいと言うのなら、ゆさんは嬉しいし、あの6人の所で仲良く暮らすのも、それはそれでゆさんは嬉しいよ。
ゆさんは、Aちゃんの好きなように、したらいいと思う」
『…???』
長すぎてまったく内容は言ってこなかったんだけど…
く「ゆ、ゆさん…長いよ…」
ゆ「あ、ごめんついww」
『つ、つまり…?』
ゆ「つまり、ゆさんはありのままのAちゃんが好きってこと」
『…』
ゆ「それで、Aちゃんはどうしたい?」
『…わたしは…』
『ここに居る』
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作者名:ルカ | 作成日時:2023年10月6日 22時