〜第３６話〜 ページ37
ら「…」
ら「A？」
『…』
ら「…」
ら「A！」
『！？あ…』
ら「…」
『…え、と…』
ら「何かあったでしょ」
『…』
『こさめは…なにも悪くないよ…なにもしてない』
ら「じゃあなんで？」
『…』
『ごめん…』
そのまま、私は走って逃げようとした。
ら「待って、ｶﾞｼｯ」
らんは私の袖を掴んできた。
『…』
『ｼｭｯ…』
ら「！？っぶな…A…？」
『…ﾀﾞｯ』
ら「ちょ…！」
い「やめとけ」
ら「…いるま？なんで…」
い「よくわからんけど…多分ほっといた方がいい、」
ら「なん…」
い「…」
ら「…わか、った…」
い「…」
〜〜
『…』
こさめは…なにも悪くない…なにも…悪くないんだ…。
こさめは何もしてない…ほんとになにもしてない…。
『…ｯ』
…また？またなの？嫌だ…やだよ…
こさめに…謝らないといけないのに…怖い…
なんでか聞かれそうで…怖い
どうしたら…いいの…？
また…いつも通り…話したりしたい…
でもほんとはそれが許されてなくて…
何が神様だ…
何が人間だ…
私を封印してなんになる…
もうやだ…どうして…
”あの子達”も…ほんとは…
でも一番は…
ワタシノセイダ。
『ねぇ…みんな…』
『…どうしたら…いいの…？(泣)』
…なんて、ばかばかしい…。誰に言っているのだろう…。
暇「…ふぅーん」
暇「どうしたらいい…ね」
『!?!?』
いつからいたのだろう…。全然気づかなかった…。
い「…」
『い、いるまも…！？』
い「お前、馬鹿じゃねぇの？」
『…え？』
い「なんで話さねぇかな…」
『それは…そうだけど…でも…』
い「そんなに頼りたくねぇか？俺たちが頼りないか？」
『ちが…！…迷惑、かけたくなくて…』
い「そういうとこだよ、話さねぇと俺らもお前の事助けられねぇし」
『…』
暇「無理しすぎ」
『無理…してないよ…』
暇「お前、こさめと喧嘩したんだろ」
『…』
い「過去の出来事はもうどうしようもない、だって起きてしまったことなんだから…でもな、未来は変えられる。」
『未来…？』
暇「…大事なのは、今なんじゃないか？」
今？今、大事だと思えない…思いたいのに…思いたいと思うのに、そう思えば思うほど…自分が嫌になる…。
暇「お前の思う、自由でいい。」
自由って何？私の思う、自由は何？
『ほんとに…自由になって…いいの…？』
暇「いーぜｗ俺が保証するｗ」
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作者名：ルカ | 作成日時：2023年10月6日 22時
