第30話 ページ31
ボ「バンバンッ」
おまけに銃も2、3発撃ってきた。普通の人なら死ぬだろう。でも私は多少の傷なら治せるから、大丈夫だと思う…
『ゲホッケホッ…』
い「タンッボオッ」
いるまは闇を纏い、ボスに向けて投げた。
ボ「ぐあっ…」
い「俺が相手だ」
『ゲホッケホッ…シュルル…』
いるまがボスと戦ってくれている間に、私の傷を治らせていった。
これではキリがない、しかもいるまの能力がどこまで保てるかわからない…なら、方法はあれしか…っ
『やるしかない…か…ごめんね…』
『シュルル…』
私の白い羽が、黒い色になっていく。瞳の色も、赤く光った。
『…ギンッ』
ボ「⁉くそっ…」
い「⁉⁉A…?」
〜いるまside〜
Aがなんか言っている…わかんねぇけど、雰囲気的にヤバそうな感じがしてきた…。
『ドドドッ…シュウッバコンッ』
今までのAでは、こんな攻撃はしない…なんだ?
ボ「がはっ…」
『ボキボキボキッ』
ボ「あ…が…」
『…』
い「A!やめろ!もういい!こいつはもう死んだ!元に戻れ!」
『ドコッバキッ』
い「ちっ…聞こえてねぇ…」
い「A!」
『ゴキッバキッゴキッ』
い「バシッ」
聞こえてないなら何言っても意味ないと思い、俺はAの手首を掴んだ。
『…グググ…』
俺の力が強いせいで、Aが身動きが取れない。
い「…ドンッ」
そのままAを後ろに倒す。
『…シュッ』
い「シュバッ…」
Aが俺に向かって羽を刺してくる。けど、俺はそれを避ける。
もうこれじゃキリがないと思い、俺は“あの時”のことを思い出した。
俺は、Aに顔を近づけ、Aの唇にそっと触れた
い「…今回限りだかんな…」
『…シュウ…』
『うっ…痛っ…』
するとAはスクッっと起き上がった。
い「はぁ…」
『あ、ご、ごめん!もしかして…暴走しちゃった…?』
暴走してた時の記憶はないのだろうか…
い「…まぁ」
『うっ…ごめん…』
い「いや、治ったからいいけど、お前そんなん出来んの?」
『そっ…それはー…えーと…ま、まぁ…』
い「ふーん」
『ごめんね…ってボスがボロボロに!?もしかしているまが…』
い「ちげーよ!おめーだよ…」
お前ガンガン殺ってたじゃねーかよ…
『え、私ぃ!?うそ!?や、やっちゃった…』
い「はっw」
『あ?』
い「wこわw」
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作者名:ルカ | 作成日時:2023年10月6日 22時