第3話 ページ4
ら「あ、ごめっ…！」
『…そうだよﾆｺｯ』
ら「…え」
『私、は…友達がいなかったんだ…ﾆｺｯ』
ら「…ごめん、俺がこんなこと聞いちゃって…」
俺は本当に申し訳なさそうに言った…。
何言ってるんだろ…俺は…。
『全然大丈夫だよ！』
ら「…でも、」
『そんなショボンとしてないで！笑ってた方が可愛いよ！』
ら「可愛いはやだ」
『ふふwじゃあカッコいいw』
ら「じゃあってなんだよじゃあって！」
『wwらんw面白いねw』
ら「べ、べつに…」
『あれ、？wらんってツンデレ？w』
ら「違うしっ！」
『www』
ら「あ、友達がいないなら、」
『？』
ら「俺が友達第1号だね！」
『！！…ありがと…！』
ら「w」
『じゃあ、らんは休んで！疲れてるでしょ！』
気を使ってくれたのか、気づいていたのか、俺が疲れてると思ってくれたのが少し嬉しかった。
ら「うん…！」
『じゃあ、』
『また明日！』
ら「うん、また後で！」
『……ﾆｺｯ』
『居るのは知ってるのよ？』
『いるま…ﾆｺｯ』
すると影からいるまが出てきた。少し不機嫌な顔をしていたけども、私はそのまま笑顔でいるまに話しかけた。
い「…俺はお前に名前を教えたつもりはないと思うけどな」
『んー、wたしかにw』
い「…らんになにかしたら…分かってるよな？」
『…分かってるよ？w』
い「…じゃ、」
『まって！』
い「なんだよ」
『いるまの能力が知りたい！』
い「は？言うわけねーだろ」
『そ、うだよね、ごめんね…』
言わないと言われた以上、聞くこともないので、そのまま去ろうと思った。けれど、
い「…」
い「闇。」
『…え？』
い「闇の能力。」
『！！！あ、ありがとう！』
い「ﾌｲｯ…ﾄｺﾄｺ」
『…ふふw素っ気ない人w』
ただ単純に、教えてくれたのが嬉しかった。
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作者名：ルカ | 作成日時：2023年10月6日 22時
