～君との思い出～ (ページ25)

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第24話ページ25

『無理…？』

み「うん」

みことは何を言っているのだろう…無理？私は無理をしているのだろうか…

み「昔のAちゃんは」

み「偽ってたでしょ？」

『偽、る…？』

み「そう」

『な、んで？』

み「無理して笑ってたじゃん」

『…む、り…して…？』

み「？自分では感じてないの？」

『…ｺｸ』

わからない…どこからどこが偽ると言うのだろう…いつから私は偽ってたのだろう…わからない…

み「そっかﾆｺｯ」

こんな私でも、みことは笑って対応してくれた。

み「よく頑張ったねｷﾞｭｯ」

『…？？』

私はみことに抱きしめられた。強く抱きしめた。でも優しく包み込んでくれるような、、

私はみことが言っていた言葉がよくわからなかった。でも、、

み「!?!?ご、ごめん！なんか嫌だった！？ｵﾛｵﾛ…」

『…え？ﾎﾟﾛｯ…』

私はなぜか泣いていた。泣く理由がわからなかったけど、１粒、私の目から零れ落ちたのだけが
わかった。

み「……ｷﾞｭｯ」

み「大丈夫…大丈夫だよ…」

み「よく頑張ったね…A…」

『ﾌﾞﾜｯ…(泣)』

私はただただ泣き出した。わからない、わからないけど、すごくうれしかった。

み「ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…」

『うっ…ﾋｯｸ…うぅ…(泣)』

～～

『ｽｩ…ｽｩ…』

み「泣き疲れて寝ちゃったか…」

す「やるねぇみことちゃん」

するとすちが壁からﾋｮｺｯと出てきた。

み「!?」

す「みーっけﾆﾔｯ」

すちは壁から出てきて、いたずらっぽく笑った

み「うぇえ！？いつから！？」

す「んー、内緒？ｗ」

み「なぁんで！」

す「あはｗｗ」

み「それより…Aちゃんをベッドに…」

す「あー、俺連れてくからいーよ、みことちゃんはご飯食べてて！」

み「でも…」

す「だいじょーぶ！ほら！」

み「…うん？」

みことは頭の上にはてなマークを浮かべながらも食堂に戻っていった。

す「…」

す「おいしょっ」

す「軽っ!?」

～～

すちが部屋に入ってベッドにそっと置く。

す「よし、俺もご飯食べに…」

『…す、ち…？』

私はさっき、すちがベッドにおいてくれるところで起きた。

す「え！？起きちゃった！？」

『ここまで運んで…？』

す「うん、大丈夫？」

『！全然！』

『あ…っ』

す「？」

私は今すぐあの人に会いたかった。もう答えは見つかってるから。

『すち！ｶﾞﾊﾞｯ』

私はとっさに体を起こした。

す「うわっ!?」

『らんは！？ﾕｻﾕｻ』

すちの肩をつかみながらゆさゆさと揺らす。

す「あぁあぁ…」

す「らんらんなら…今食堂に…」