第23話 ページ24
『…どーゆうこと？』
ら「変なこと…聞いてるのは自分でもわかってる…分かってるんだけど…」
ら「Aが…Aじゃない気がして…」
『…よく、わかんないなー…w』
ら「…嘘…着いてるでしょ」
『…なんで、そう思うの？』
ら「…最初から、出会った時から…気になってた…」
『…』
ら「今のAは…出会った時からのAは…！Aじゃない…！」
『…なに、言って…』
ら「とぼけないで」
『…』
ら「…なんで俺たちに嘘つくの？」
『…だから、何言って…』
ら「ウソつき」
『…』
ら「本当のAに戻るまで、口聞かないから」
『っまって…！』
ｶﾞﾁｬﾝｯ
取り残された私は、ただただ居座る事しか出来なかった。
『……』
『本当の…自分？』
『私って…何？』
『わかんない…わからない…』
『どうしたら…』
『ｯｯ…！』
〜〜
ら「…ﾊｧﾊｧ…ｯ」
ら「俺は…なにがしたいんだ…」
い「おぉ、らんやん。話したん？」
ら「いるま…」
い「なに？」
ら「どうしよう…喧嘩しちゃった…」
い「知らん」
ら「え…」
い「お前がそうしたいからしたんだろ。俺は知らん」
ら「でも…！」
ら「…」
ら「…そっか」
い「でも」
い「お前から謝るのは許さん」
ら「え…なん、で…」
い「わかったな。Aがらんに謝るまで…本当のAに戻るまで口を利かない。」
ら「…無理だよｯ！」
い「だからお前が喧嘩売ったんだろ」
ら「…ｯ」
い「わかったな？」
ら「…わかった…」
〜〜
『……ﾎﾞｰ』
私は窓の外を眺めながら考え事をする。
らんと話さなくなって1週間近くもなっていた。
『今の…自分は…自分…？』
『…もう、わかんないや…』
私は少し頭を冷やそうと思い、どこに行こうか考えてたところ、あの場所を思い出した。
『…そうだ！あそこにいこ！』
『ﾀｯ』
そのまま、私はあの場所へと向かった。
〜〜
『…ついた…』
『ここは…落ち着くなー…』
み「あれ？Aちゃん？来たん？」
『ぁ…みこと…』
みことはラフな格好をしていて、ここで何かをしていたそうだ。何をしていたのだろう…
み「？」
『ねぇ！ｶﾞﾊﾞｯ』
私はみことの肩をガシッと掴んだ。
み「うぁ！？なに…？」
『私って…なに？』
み「へ？」
『本当の…私ってなに？』
み「？本当のAちゃん？」
『うん』
み「お、俺に聞かれても…」
『そう、だよね』
み「でも…」
み「今のその姿が、Aちゃんなんじゃない？」
『へ？』
み「え？」
み「だって…」
み「無理してないもん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルカ | 作成日時：2023年10月6日 22時
